株価の上昇が個人投資家の行動に変化をもたらすという本末転倒

日経平均は来週早々(2024年3月4日)にも4万円台という未知の領域に突入しそうです。しかし、実体経済とはかなりの乖離が見られ、日経平均の異様な上昇は、一部の半導体銘柄、そして値がさ株の高騰に多くを依存しています。個人投資家の行動にも変化が現れており、投資行動の変化が株価を動かしているというよりも、株価の変動によって投資行動が変化するという本末転倒が起きているように見えます。さて具体的に、個人投資家の投...

デフレ脱却?早とちりするなというノーベル経済学者からの警告

株式市場に楽観的な見方が漂っています。しかし、こんな言葉もある。「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」今はどの段階なのだろうか?悲観を1段階、懐疑を2段階、楽観を3段階、幸福感を4段階とすれば、3.2段階くらいにまで来ているというのが個人的な感想です。それほど今の株式市場には楽観ムードが漂っているように見えます。目次株価楽観の根拠証券会社も次々強気にク...

銀行を都合のよい奴隷を考える政治家と金融庁。その傲慢さに反吐が出る

かつて、経済産業省大臣であった西村康稔というトンデモ議員は、新型コロナウイルス対策で、酒類の提供の停止に応じない飲食店に対し、取引先金融機関を通じて協力を求めるという狂った策を示しました。通常の一般常識と感覚を持つ人間なら思いもつかず、理解しがたい愚策であり、世間から大ひんしゅくを買ったことは記憶に新しい。政治家は金融機関というものは、政府のいうことはなんでも聞く奴隷のようなものだと考えているのだ...

インデックス投資ブームはインド株にまで及ぶ

2024年から新NISAがスタートしたわけですが、2024年に入って目立って売れている投資信託にインド株で運用するファンドがあります。新興国株式のファンドはコストが高いという印象がありますが、インド株も例外ではありません。アクティブ型のインド株ファンドの中には年間の総経費率が5%にも達するファンドがあるというのですから、よほど運用する株式で利益が出ないと投資家がおこぼれ?に与かれません。今の投資家(とりわけ若...

バークシャー・ハザウェイから株主への手紙が。バフェット氏は何を思う?

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイ社は年に1度、株主に対して「株主への手紙」を送るのだとか。2024年2月の終わりに、その手紙が公表されました。それを読めば、偉大なる投資家、バフェット氏が今、何を考えているのかわかるというわけです。バフェット氏は今の株式市場をどう考えているのでしょうか・・・。目次手元流動性は過去最高水準に株主にも釘を刺す投資ブームに対する一撃最後に関連記事 手元流...

日経平均はバブルなのか?PERから考える

今の株価はバブル再びなのか?はたまたそうではないのか??識者でも意見はさまざまであり、見方は割れています。個人的には、今の株価はPERの水準からいってバブルとはいえないと思います。日本企業の稼ぐ力は、厳しき経営環境の中、確実に強くなっているようなのです。目次バブル期との比較海外進出が功を奏す株価は上がれどPERは横ばい最後に バブル期との比較バブル時代、日本企業のPERは50倍近くにまで跳ね上がっていたと記憶...

2030年に日経平均10万円は可能なのか?

相場格言に「当たり屋につけ」という言葉があります。儲かっている人のやり方を真似ればいいといった意味です。ところで、日経平均がバブル時の高値を更新したわけですが、これを予知していた人の一人がストラテジストの武者陵司氏です。武者氏は、2022年の春に「日経平均は4万円になる!」という本を刊行しています。当時、日経平均は27000円当たりをウロウロしていたのであり、とても現実味がある話とは思えなかったものです。し...

GDPと株価にはどんな関係が?無関係なのかそれとも・・・

日経平均がバブルの高値を更新!こんなにも早くこんな日が来ようとは、デフレ脳に侵されたバブル後世代組としては予想だにしていなかったというのが本音です。それにしても、岸田由紀夫いや文雄氏が、日本経済が動き出していて、市場の評価は心強いなどとあたかも自分の手柄のような発言をしているのにはなぜか無性に腹が立つのであります。そもそも実体経済と株価の間には関連性があるのは理解できますが、一方で株価が100%実体...

不断の改革を重ねるイギリスISA。NISAの改善も終わりはなし

NISAは、もともとイギリスで導入されていたISAを真似して導入されたことをご存じのかたも多いでしょう。そのため、当初は日本版ISAなどと呼ばれていたわけですが、その後、愛称であるNISAの名称が根付いて現在に至っているといったところです。ところで、日本の新NISAに触発されたわけではないと思いますが、本家イギリスのISAに改革案が浮上しているといいます。いったいどんな改革をしようというのでしょうか。目次イギリスのISA...

中国の成長率を日本が上回る。中国のデフレ化、急速に進む

2023年、ついに日本はGDPで世界4位に転落。抜かれたのはインドではなくドイツというのはちょっと意外な感がありました。4位転落の原因は主に円安でしょう。しかしながら日本も30年にわたる長い停滞、低迷から徐々に脱しつつあるように見える。そして、近年ではありえなかったような事態も起きています。目次ドイツに抜かれたのは円安のせい長期的には円安のせいではないGDP600兆円の世界へ中国の日本化が進む ドイツに抜かれたのは...