多産少死から少産多死へ。投資信託も少子化が進む

少子化が止まりません。2022年には、出生数が統計を遡れる限りにおいて最低の79万人にまで落ち込みました。ところで、少子化は子どもばかりではありません。投資信託においても新ファンドの誕生が少なくなっています。そして、償還となるファンドが増加傾向にあります。投資信託の世界で今、いったい何が起きているのでしょうか?目次異次元の少子化進展新たな少子化要因の疑い言うこと聞かないなら強制へ雨後の竹の子のようなファ...

放っておけば資産は目減りするばかり。インフレ対策に特化した投資信託

世界的にはマシなレベルだとはいえ、この日本でも物価が上昇しているのは事実であり、日々の買い物や請求書などで物価が上がったことを実感している人が多いと思います。かといって、銀行の預金金利が上がるわけでもなく、現預金の価値は相対的に少なくなっているといえます。このようなインフレへの対策に特化した投資信託があるといいます。東京海上アセット・マネジメントが運用する「東京海上・物価対応バランスファンド」(愛...

流行に流されやすい国民性が投資のコストを押し上げるという皮肉

日本人は同調圧力に弱く、時の流行に流されやすいと言われます。村社会である日本では、他者と同じ行動を取らないと村八分になることから、他人に合わせる行動をとりやすいといえます。会社などで今だマスク姿が多いのも、かなりの割合で同調圧力によるものと推測します。また、それゆえに流行に乗り遅れる恐怖から、流行に敏感であり、影響を受けやすいともいえるようです。この傾向は投資の世界にも色濃く反映されていると考えら...

「分配金健全度」という耳慣れない投資指標。いったい何を表す?

どこかの投資情報サイトを眺めていたら、見慣れない言葉が目についたのです。分配金健全度!?いろいろと問題が多い毎月分配型のファンドを意識して作られた指標であることは、なんとなく察しがつきますが、どんな指標なのか?どんな計算をしているのか?気になったので調べてみました。目次分配金健全度とは・・・ポンジ・スキームもどきの投資信託アメリカのリートに黄信号疑似バフェット指標(2023年4月末) 分配金健全度とは・...

新NISAで証券会社の再編が加速する。業界再編の行方

2024年からの新NISAでは投資枠が大幅に拡充となるのはご存じのとおりです。通常のNISA枠が年240万円、つみたて枠が年120万で合計360万円。総合計では1800万円まで非課税で投資ができるのですから、かなりの金額といえるでしょう。この制度改正により、投資家が取引する証券会社が減少すると予想します。なぜなら、有価証券の投資はすべて新NISAで賄える可能性が高い。せっかく非課税で全額投資できるのに、わざわざ複数の証券会社...