株価が再び持ち直してきました。株価持ち直しの要因はさまざま考えられるでしょうが、その一つは企業業績の伸びです。日本経済の停滞をよそに、巨大上場企業は確実に大きな利益を稼ぎ出し、それゆえに株価もしっかりしたものとなっています。目次上場企業の業績が好調自動車産業、2つの追い風賃金が伸びなくても値上げできる企業取って代わられない企業の強み最後に関連記事 上場企業の業績が好調庶民の暮らしは厳しいのに、上場企...
かねてから指摘されていた四半期開示の2度手間問題にようやく終止符が打たれることになりそうです。上場企業は、証券取引所から四半期ごとに決算短信の作成が義務付けられ、一方で金融商品取引法により四半期報告書の作成も義務付けられていました。この二重負担がいよいよ無くなることになりそうです。上場企業の財務担当者は泣いて?喜んでいるのではないでしょうか。目次事実上の二重負担単純に2分の1にはならない四半期開示を...
銀行の貸出は増えています。しかし、貸出の伸びが増えるという好影響以上に金利上昇にともなう債券価格の下落の悪影響が大きくなっているようです。金利上昇で全国の銀行が保有する国内債券や外国債券、投資信託などの含み損が増加しているのです。その中でも地方銀行の含み損が目立ちます。地銀97行の含み損は2023年9月末時点で約2.8兆円となっており、2023年6月末から7割も増えてしまいました。いったいなぜなのでしょうか。目次...
SBI証券が日本株の売買手数料の無料化を打ち出したのは想定の範囲内でしたが、間髪入れずに楽天証券がこれに追随したのは想定外でした。証券口座数は2023年3月末時点でSBI証券が約1000万、楽天証券が約900万とほぼ互角の勝負を繰り広げており、3位以下のネット証券を大きく引き離して2強がしのぎを削っています。ところで、楽天グループの業績が楽天モバイルの巨額投資の影響で赤字続きなのはご存じのとおりです。この分ですと楽天...
2022年4月の東証の市場再編から早くも1年半が経過しました。マザーズ市場は消滅し、新興株市場としてグロース市場が新設されたわけですが、東証マザーズ指数の算出は続いていたのです。しかし、ついに2023年11月6日で東証マザーズ指数は、東証グロース市場250指数に改められるのです。なつかしい響きを持つマザーズは名実ともに消えてなります。目次指数の連続性グロース250指数とは新興株、歴史的割安水準最後に関連記事 指数の連...