日経平均が急ピッチで上昇しています。なのに自分の持株の評価益はいっこうに増えない。そんな感想を持つ投資家も多いのではないでしょうか(私はそうです)。どうも日経平均の上げは、株式市場全体の動きとは乖離している。そんな印象を持たざるをえません。今回は最近の日経平均の動きについて観察してみました。目次最近のNT倍率プライム、スタンダード、グロースで異なる値動き為替レートとの連動性現在の円安は行き過ぎなのか...
日本株が高い。なんと市場の一部には、バブル時の市場最高値である日経平均38,915円を超えるのではないか、という強気な見方さえ出始めています。買いの主役は海外の投資家です。海外投資家による2023年4月以降の買いピッチは、アベノミクス当初(2013年)を上回るというのですから恐れ入る。国内証券には海外投資家からの問い合わせが相次いでいるといい、こんなことは10年ぶりだといいます。この流れは今後も継続するのでしょう...
株が高い。急上昇しているのは売り方が焦って買戻しをかけているからだと思われます。今後も上昇基調が続くかは売り方の買戻しが一巡した後も、積極的な買いが入るかにかかっているでしょう。上げの原動力は割安株です。コロナ騒動後の超金融緩和で、割安高配当株が好調だったわけですが、この流れは依然として続いていると考えてよさそう。対して成長株の動きが鈍いわけですが、おこぼれ頂戴的に少々薄明りが見えてきたようで、今...
相場格言ってのは、もっともらしいことが並べ立てられているわけですが、どっちへ転んだところで、言い得て妙の格言があったりして、まったく当てにならんというのが個人的な見解です。「もうはまだなり、まだはもうなり」なんて言われても禅問答のようで、煙に巻かれている感がありありなのです。ところで、日経平均が3万円台に再び乗ろうとしているのには驚いた。しばらく前に予想したとおりの展開になってきたのです。3万円台に...
日本から製造業を取ったら何が残るというのだろうか?資源がほとんどなく、食料の多くを海外に依存する日本が、外国から資源や食料を買うにはドルがどうしても必要です。貿易における決済通貨は今でも米ドルが主役です。日本への輸入の7割以上、輸出でも5割以上はドル建てで行われています。ドルをゲットするためには海外にモノを売るか、海外で作ってドルを直接獲得するほかありません。しかし、ここ最近は輸出株が軟調・・・。に...