2022年後半から世界的に自社株買いが急激に減少しています。1990年代後半以降、アメリカ株が上昇し続けた原動力の一つは自社株買いです。その自社株買いが急減しているのですから株価の上昇にブレーキがかかると考えるのが普通でしょう。企業が自社株買いを控えている原因はいったい何なのでしょうか。目次自社株買い、悲喜こもごも急減した自社株買い。その原因は・・・経営者の迷いと不安自社株買い悪玉論周回遅れであることの優...
2023年の経済動向そして株価動向を楽観的に見ている人はほとんどいないのではないでしょうか。長引くウクライナ戦争、そしてそれに伴うインフレと金融引締め。景気は今後悪化する可能性が高いですし、そうなれば株価は先だって下げていきます。昨今の株価を見れば、すでにその兆候は表れているといえます。ところで最近、個人投資家の動きに変化が出ているといいます。どんな変化なのか、そしてそれは何を意味するのでしょうか。目...
アベノミクスが始まった2012年以降、日経平均の年足チャートが陰線となったのはわずかに2回。昨年(2022年)はその2回のうちの1回となってしまいました。思えば2022年はいろいろとあり過ぎた。北京冬季五輪から1年経っていないのに、ずいぶんと昔のことのように感じます。そして、株価の低迷に我慢がならない輩も増えているようなのです。目次2018年、そして2022年堪忍袋の緒が切れた!?アクティビスト増える周回遅れの株主至上主...
予想どおりというべきか、株価は軟調となってまいりました。日銀の金融緩和路線の修正がその発端となったことは間違いありません。また岸田政権のブレブレな政権運営と、増税路線まっしぐらのクレージーな姿勢が株価への逆風になっているという面もあるでしょう。ところで「相場鈍感株」なる言葉を始めて知りました。そして今、相場鈍感株が買われているといいます。いったい相場鈍感株とはどんな銘柄を指しているのでしょうか。目...
2022年4月に東証は市場の再編を行いました。従来から馴染みのあった東証1部、2部は消えてなくなり、東証プライム、東証スタンダードなどという市場に改編されたわけです。しかし、市場再編にかかわらず2022年の株価は低迷しており、市場の名前を変えた程度で株価にインパクトを与えるはずもないことが世間様に露呈したわけです。とはいえ一部で例外も見られます。無理してプライム市場に残った暫定組の踏ん張りが目立つのです。目...