モノは作れば必ず売れるという幻想。セイの法則

高度成長期はモノが需要が旺盛であり、なんでもかんでも作れば売れた時代だったといえます。そのような時代には「セイの法則」は正しいと感じられたのかもしれません。しかし、1990年代後半以降、モノを作っても売れない、そして値段はひたすら下がるというデフレ時代に突入しました。セイの法則はもはや虚しく、偽りの法則であることが白日のもとにさらされたといってよいでしょう。まさにこの日本でです。目次セイの法則とは労働...

投資の利子率弾力性の逆ザヤ時代とその後遺症

一般的に金利が下がると設備投資が増えるといわれます。マクロ経済学では「投資の利子率弾力性」という概念があり、利子率が下がれば程度の差こそあれ、設備投資が増えるという前提に立っています。ところで日本はバブル崩壊後、一貫して金利が低下傾向にありますが設備投資は増えているのでしょうか。実に疑わしいので確認してみました。目次投資の利子率弾力性理論どおりではなかった時代(前半)理論どおりではなかった時代(後...

アベノミクスの失敗はIS-LM分析で簡単に理解できる。そして今後やるべきことも

アベノミクスが失敗したかどうかは意見が分かれるところでしょう。失業率は低下し、株価も上昇したという点では一定の効果を出したとはいえます。しかしその間、国民の所得は減少を続け、当初のインフレターゲット2%にも届かなかったという点では成功とは程遠く、多少マシになった程度です。求められていた期待を裏切ったという点を加味して考えれば失敗だったというのが多少厳しい個人的な見解であります。しかし、なぜこんな結...

岸田政権が株価上昇を阻む。投資家の敵、日本の敵

株価とGDPには直接的な関係はないものの、GDPの伸びとともに株価が上昇していく傾向があることは過去の歴史からも明らかです。日本も例外ではない。そして日本の株価がいまだにバブル期の高値の7割にも満たないことは日本のGDPが長期低迷していることと大いに相関があります。株価は、時の政権の政策に大きく左右されるわけですが、現岸田政権の取り巻き、そして言動をみれば今後も日本のGDPは低迷を続ける可能性が極めて高い。当...