オフィス不動産を巡る情報は強気と弱気が交錯しておりますが、長期的に見て弱気が正しいように思えてなりません。その理由は、長期的に需要が減退していくであろうこと、そして金利の上昇がいよいよ始まったと考えられることです。資金調達のおよそ半分を借入金で賄っていることから、金利の上昇はJリートにとって収益悪化要因となります。需要が伸びていれば、賃料をアップさせることで、金利負担と相殺することもできますが、現...
コロナ禍の巣ごもり消費ブームの波に乗り、物流リートは業績を伸ばし、投資口価格も急上昇していました。ところが、コロナ禍収束とともに流れは逆回転・・・。2022年は世界的な金利高でリートに逆風が吹く中、二重の逆風に悩まされ、投資口価格は行って来い状態となってしまったのでした。しかし、ここに来て金融環境の変化と物流業界と取り巻く状況変化により、物流リートに復活の兆しが表れています。物流リートの置かれた環境は...
日本銀行が2023年7月28日に開催された金融政策決定会合で、再び金融政策の一部を修正してきました。これによりJリートも少なからず影響を受けています(悪影響・・・)。今後のさらなる修正によって、Jリートはさらに調整色を強めそうな気配です。その一方で、同じく利回りが魅力である高配当株は堅調な値動きをしています。同じ利回り狙いでもなぜJリートはダメダメで、高配当株は調子がよいのでしょうか?目次日銀、政策変更の目...
弱気論が出てきたと思えば強気論も出てくる。そんな状態なのはJリート市場だといえます。強気の根拠も弱気の根拠も、単に相場の動きに合わせて上がった理由、下がった理由を後付けで考えているだけのようにも思えます。株式市場なんて所詮そんなものでしょう。昨今のJリート、とりわけオフィス型Jリートを巡る市場分析は典型的だといえます。目次オフィス型Jリートに変化の芽下降トレンドの要因Jリート市場を取り巻く環境変化Jリー...
アフターコロナでオフィス不動産も最悪期を脱したようですが、長期的な視野に立つとその将来はかなり厳しく、暗雲が立ち込めているようです。そしてその兆候はすでに表れてきています。オフィス不動産に投資するJリートへの投資には慎重とならざるを得ない。むしろ今のうちに売却したほうがよいのでは?とも考えてしまうほど将来に悲観的な見方が広がってきています。オフィス系Jリートおよびオフィス不動産を多く保有するJリート...