東京証券取引所は、日本の株式市場の活性化に本気で取り組んでいるようです。市場再編を行ったり、低PBR銘柄へ経営努力を促したりと上場企業の企業価値の上昇へ向けた取り組みを熱心に行っている姿が目立ちます。TOPIX(東証株価指数)の改革もその一つでしょう。現状、TOPIXは原則としてプライム市場の全銘柄の時価総額を指数化して算出していますが、流通株式時価総額100億円未満の銘柄については、2022年10月末から2025年1月末...
米国債の格下げをきっかけとし、アメリカの金融市場に冷や水が浴びせかけられました。格下げを機に、金利は上昇、株価は下落、そしてその余波は当然日本にもやってきます。そもそも、米国ダウは7月下旬にかけ、13連騰と強気相場が続いており、調整が迫っていたところにそのきっかけがやってきたということでしょう。それでも米国株はまだまだ高い。バフェット指標から考えれば、異様な高株価が続いているように思えます。しかし、...
優秀なファンドマネージャーというのは、とにかく投資しようとする会社に足を運び、経営者に会って話を聞く、現場を見て実態を知る、そんなことを徹底的に行っているという印象を持ちます。そこには財務諸表には表れない、企業の真の姿があるからだと思います。そんなファンドマネージャーの経験則で、株価が上がらない会社の特徴があるといいます。これはアノマリーに近いものであり、単なる都市伝説などと無視することはできませ...
日本においても、欧米同様にアクティビスト投資家が活動を活発化させているのはご存じのとおりです。投資家が投資先企業にモノ申すのはわかります。しかし、日本では投資家のみならず、証券取引所、それに加えて金融行政を司る金融庁までもがアクティビストよろしく、上場企業にプレッシャーをかけるというのですから驚かされるのです。目次周回遅れの日本市場株主資本主義黎明期金融庁、溺れる犬を叩く今後の日本株に期待関連記事...
低PBR銘柄に対し、東証がプレッシャーをかけていることは既報のとおりです。(東証は企業にプレッシャーをかける前に政府に物言うべき)さすがに投資家はめざとい。東証が低PBR企業に改善を求めた途端、バリュー株に買いが入ってきたのですから。目次投資家、さすがに手が早いバリュー株好調の流れは続きそう低PBR,低PER,高配当の3拍子銘柄中には有望銘柄も 投資家、さすがに手が早い新年度に入り、株式市場は案外しっかりとしてい...