日本経済が減速しています。2023年7~9月期のGDP速報値は実質で前期比年率2.1%減となりました。その要因とした上げられるのは物価の上昇です。物価の上昇に所得が追い付かないため、個人消費が低迷しています。その一方で、上場企業は利益を伸ばしており、過去最高益を更新する見込み。一体このような乖離がなぜ起きているのでしょうか。目次21世紀は暗黒の時代インフレに追い付かない賃金消費が低迷しても企業業績はアップ上場企...
減税を打ち出して支持率が急落する政権は、私の記憶の中にはありません。増税ばかり打ち出して国民にそっぽを向かれ、挙句の果てに「増税メガネ」というありがたい?称号までいただきました。お似合いのニックネームだったのにどうやらそれが気にいらず、ガス抜きで1回ぽっきりの減税を打ち出したら、国民には手の内が見透かされて愛想を尽かされ、味方のはずだった財務省からも裏切り者扱いで梯子をはずされてしまいました。閣内...
公的年金を受け取るには、以前は25年以上の加入期間が必要でしたが、平成29年からは加入期間が10年以上あれば年金を受け取ることができるようになりました。ところで、日本の年金制度が危ういと勝手に思い込み、国民年金保険料など納めても、どうせ年金をもらえないんじゃないとしたり顔で、保険料を納めない愚か者もいます。しかし、国民年金保険料をしっかりと支払い、年金を受け取るようにしないと、今までさんざん支払ってきた...
たぶん1回こっきりとなるであろうガス抜きの所得減税を行う間に、ステルス増税はどんどんと進んでいくのです。この度話題となっているのが、都道府県が企業に課す法人事業税の一部である外形標準課税。外形標準課税は、比較的規模が大きいと見なされる資本金1億円超の企業に課せられます。この税金の肝は、企業が赤字であっても負担しなければならないことです。この外形標準課税を逃れるため、減資して資本金を減らす動きが広がっ...
増税メガネと揶揄されて、減税を打ち出したはずが支持率はアップするどころかむしろダウン。ご本人もヤケクソなのか、あきらめの境地なのか知りませんが、どう呼ばれようがかまわないなどという負け惜しみ・・・。同情の声も一部にはあるにせよ、支持率が下げるにはそれなりの理由があるってもんです。なにしろ減税を打ち出した影では、こそこそとステルス増税や国民年金保険料の負担増を検討しているのですから。ガス抜きの減税な...