楽天、時間との戦い続く。このままでは会社を切り売りするほかなし?!

どんな根拠があるのかは知らないが、昔、商売をやっている方が、借金が年商よりも大きくなったら危ないと言っていたのを思い出します。楽天です。2022年12月期、楽天の借金は約1兆7600億円にまで膨れ上がりました。対して売上は約1兆9300億円となっています。このままでは借金が売上を上回るのは時間の問題です。そうなればいよいよ立ち直るのは難しくなるかもしれません。楽天は今、剣ヶ峰に立たされています。目次4期連続の赤字...

トヨタ、クルマを作りたくても作れない。コロナ禍の混乱続く

トヨタは2022年度、世界で970万台のクルマを生産する計画でした。しかし、クルマは多数の部品が組み合わされた製品であり、部品が一つでも欠ければ売り物になりません。そしてあのトヨタですら、部品調達に苦しんでいます。当初の計画は大幅に下方修正され、計画倒れに終わりそうなのです。納車まで1年以上では買う気もうせるもはやびっくり仰天の納車時期なのです。トヨタが販売する人気SUVは納車までほとんどの場合、1年以上かか...

楽天グループ、綱渡り続く。再び格下げでしかもネガティブウォッチ・・・

格付会社の言うことなど、当てにならないといえばそれまでです。いかに格付会社がいい加減であるかは、過去に日本の国債の格付けを格下げしたことからもわかります。まったく深い洞察力もなく、ただ単に国債の発行残高が増えているから債務不履行のリスクが増したという単純思考であったに違いない。これに対し、財務省は真っ向から反論をしています。このあたりの経緯は以下の関連記事をご覧いただくとして、気になるのは楽天グル...

楽天、ついにここまでやる。なりふり構わぬ資金調達で綱渡り勝負

楽天が携帯電話業界に参入を決意したときと現在の事業環境はまったく異なるものといえます。なにしろ当初、楽天モバイルが提示したプランは2,980円のワンプランだったのですから。誤算だったのは菅首相がスマホ料金を半ば強制的に値下げに追い込んだことです。2,980円の単一料金など夢のまた夢と化しました。完全なる買い手市場となった日本のスマホ市場で、楽天モバイルはなんと0円プランまで出す始末・・・。しかし、これまた赤...

楽天、会社の切り売りを始める。ミイラ取りがミイラに・・・

M&Aで会社を買収し、会社名の頭に楽天を付けて看板を変えて成長してきた楽天。しかし、モバイル事業の赤字に耐えかねて今度は自らが会社の切り売りを始めたのですから皮肉なもんです。楽天は資金繰りに窮していると考えられ、当座の資金を調達するとともに、会社の信用度を回復させるのに躍起になっています。目次楽天、助けを乞う楽天を揺るがす放蕩息子調達した資金はどこへ?誤算続きのビジネス環境最後に 楽天、助けを乞う2022...