外貨建て保険、好調の裏で潜在的トラブル増加中

超低金利が継続する中で、外貨建ての保険の販売が好調だという。保険といえば、いざというときのために少額の保険料で多額の保障を得られるように準備しておくというイメージが強いが、資産運用的観点から契約時に多額の保険料をまとめて払う一時払い型の外貨建て保険の販売が多くなっているようだ。これには、数年前に相続税が課税される財産の額が小さくなったという理由もあろう。保険を利用すれば、500万円×法定相続人の数...

NM倍率から今の悲惨な相場を考える

忙しくて株価のチェックを疎かにしていたら、なんか悲惨な状況となってきていて驚きました。保有株の評価益も大きく減少しており少々がっくり・・・。メルカリ(4385)なんて、いったいあのIPOを騒ぎは何だったの?イギリスじゃ、微々たる売上げしか上がらず、10億円の赤字を残して撤退だとか。株価は一時2,000円割れ。業績が奮わず、無配の株は容赦なく売られる状況になってまいりました。いよいよ日経平均も2万円...

ミニ氷河期が到来するかもしれない

地球温暖化が叫ばれて久しいですが、まったく逆の結果になるかもしれません。DHCテレビの虎の門ニュースで武田邦彦先生が興味深い発言をされていました。太陽の黒点の数です。2015年か、16年あたりから太陽の黒点が現れない日が年々増加しているとのことです。2018年は200日まで増えてきており、太陽の黒点が1年中なくなると地球は寒冷化するとのこと。黒点は太陽の活動の強弱を示しているようです。 300年前...

オフィス需要は依然として絶好調

株式市場が混迷の度合いを深めつつありますが、東京都心部のオフィス需要はバブル期並みの好調を維持しています。空室率は2%を切り、1991年ぶりの水準だとか。空室率の低下は2012年から始まっており、明らかにアベノミクスの効果だといえると思います。さて、誰が新たな借り手となっているのでしょうか。 IT産業を中心に、新興企業の需要が大きくなってきているようです。2018年は前年に比べ、約3倍の床面積のオ...

ファミリーマートで楽天スーパーポイントが貯まる予定

サークルK・サンクスが日本から消えてしまった。かつて、サークルKやサンクスで買い物をすると楽天スーパーポイントを貯めることができた。しかし、ファミリーマートへ業態転換すると、Tポイントに取って代わられることになってしまった。楽天スーパーポイントをメインで貯めていた私めにとっては少々残念な出来事であった。ところが、2020年夏を目処にファミリーマートでの買い物に楽天スーパーポイントの付与が始まる予定...

インド経済、成長の足かせは外れるか

BRICsなどという造語がなつかしく感じる。いまやほとんど耳にすることもほとんどない。中国はアメリカの集中攻撃を受け、青息吐息。数字上はまだまだかなり経済成長が続いていることとなっているが、そもそも統計自体があてにならない。ロシアは原油価格が下がって苦境。ブラジルはGDP成長率で1%程度の低成長。南アフリカはランドの価値が大きく下がり経済は停滞気味。資源輸出に大きく頼っていただけに商品市況の停滞が...

新聞値上げ?便乗値上げは止めて

先日のJ-CASTニュースによれば読売新聞が来年値上げをする方針だという。値上げ幅は300円から400円程度になる模様だ。来年は消費税アップが予定されているが、新聞は軽減税率が適用され、税率がアップしない。そんな中での値上げは明らかな便乗値上げだといえるだろう。新聞は部数減少 ⇒ 広告収入減少 のスパイラルに陥っており、値上げをすればこのスパイラルはさらに加速することになるだろう。読売新聞は日本最大の部数を...

日銀のETF買いが与えている影響

2009年あたりからNT倍率が高くなってきていることを述べた。ちらちら調べていたら、その理由が概ねわかった。日銀のETF買いが2010年からスタートしたのだった。当初、ETFといえば専ら日経225であったために、不自然にNT倍率が上昇していったのだろう。その副作用で、昨年あたりから買い入れるETFを日経225からTOPIX型に変えてきているようだ。それでもNT倍率が高止まりしているのは、日銀は日経...

NT倍率の趨勢は何を暗示しているのか

株価が軟調気味に乱高下している。世界的な景気減速懸念から来るリスクオフが進んでいるものと思われる。海外投資家は今年大量に日本株を売り越しているという。株価の下落により、株式の割安感が出ているという見方もある。日経平均のPERは12倍程度とかなり低い水準にまで下がっている。また、PBRは1.1倍と解散価値に近い水準である。業績予想の前提となる円相場は平均すると108円程度が想定されており、現在の為替...

パイオニア、時代の波に乗れず上場廃止へ

パイオニア(6773)が外資系ファンドに買収され、上場廃止になるという。20,000人いる従業員のうち、3,000人の人員削減がされるということだ。10人に1人以上が会社を去る。厳しい・・・。人手不足が続いていることが救いである。上場を廃止する理由としては、早期の改革を行うためには非上場のほうがやりやすいということである。すかいらーくがいったん上場廃止してから復活したのと似ている。外資系ファンドは...