イノベーションという言葉を聞けば、ベンチャー企業が連想されるのではないでしょうか。あるいは少なくとも活力ある民間企業の独壇場というイメージが湧いてきます。しかし、意外なほどにイノベーションを支えるのは国家だということは知られていません。目次民間では耐えられない研究投資額巨額の研究開発投資を行えるのは・・・過去の実績が物語る日本が衰退している理由がわかる 民間では耐えられない研究投資額画期的なイノベ...
自動車大国アメリカ。かつてはガソリンをがぶ飲みした大型車が跋扈し、リッター当たりの燃費は2、3キロなんていうイメージでした。さすがにここ最近はどうでもないようですが・・・。さらに、突如としてヨーロッパに追随し、内燃エンジン駆逐の流れが降ってわいたのです。それは日本の自動車メーカーにとっても戦略転換を迫られる大きな流れでした。目次カリフォルニア州がガソリン車の販売を禁止へカリフォルニア州の市場動向市場...
とかく人が好くて、資産をたくさん持っている高齢者は金融機関のカモにされがちだと言ったら言い過ぎでしょうか。金融庁は、顧客本位ではない、むしろ金融機関本位の手数料稼ぎである「回転売買」について規制すべく、金融機関を監督する際の羅針盤ともいえる監督指針にその旨を明記する方向です。近々、パブリックコメントを募集し、2020年中にも改正する見通しです。収益環境の悪化に苦しむ証券会社、銀行などの金融機関にはまた...
緊縮財政という悪政に消費増税。そのおかげで、企業の設備投資意欲は減退したまま・・・。そして、コロナ禍の強烈な追い討ち。こんな状況で工場建てたり、新たに店を出したりする企業があるわけがありません。ましてや資金を借りてなぞというのは考えられない愚行です。今はなんとか生き延びるのに必死というのが多くの企業そして庶民の実態です。よって、資金需要といっても運転資金止まりというのが実状なのです。目次菅政権と地...
次期アメリカ大統領選が2020年11月3日行われます。アメリカの世論は手のひらを返すかのごとく時々刻々と変化していきます。ここ最近ではトランプ大統領苦戦という報道もなされていますが、日本の大手メディアはアメリカの大手リベラルメディアとつるんでおり、その報道内容はいささか偏っていると見たほうが良さそうです。それにしてもマスメディアはまるで自分たちが国を動かすことを正義とでも思っているかのようにその影響力を...
苦境に耐え忍ぶホテル型Jリートの一つ、インヴィンシブル投資法人(8963)から2020年6月期の資産運用報告が届いたのです。2020年1月から6月、まさに新型コロナウイルスに翻弄された最悪の決算期です。その内容から今後を占ってみたいと思います。目次決算数値から見る苦境ぶり今後に対する会社の見方インヴィンシブル投資法人の救い不動産鑑定評価は適正か感想 決算数値から見る苦境ぶり当半期における営業収益は前半期に比べ、お...
米中冷戦の下、中国は台湾への挑発を強めています。ここ最近(2020年9月)、台湾は中国の挑発に対応するため、戦闘機のスクランブル発進を頻繁にしています。それにしても、あの広い中国がなぜそこまでして台湾を手中に収めようとするのでしょうか。これには日本にも深い関係があるのです。目次歴史の屈辱からの名誉回復太平洋の覇権を握るための突破口中国の軍事力増強に対する見方まとめ 歴史の屈辱からの名誉回復中国が台湾を力...
アメリカでは、景気が良くて特段の有事がないときは表面化しなくても、今回のコロナ騒動のような有事の際には降ってわいたように人種差別問題が持ち上がります。何しろ黒人に選挙権が与えられたのが1965年。東京オリンピックが行われた年よりも遅いという事実には驚かされます。奴隷制度が終わってから、まだ150年ほど。人種差別の傷は根深く、まだまだ全く癒えていないというのが実態です。目次人種差別問題が再びクローズアップ...
物流系のJリート、CREロジスティックスファンド投資法人(3487)と地方物件に投資する総合型のJリート、マリモ地方創生リート投資法人(3470)から、2020年6月期の資産運用報告が届いたのであります。絶好調の物流系リートと総合型のJリート、同じJリートでも毛並みが違うため、その内容を見比べて、現況および今後の見通しについて確認してみたのです。目次値動き比較CREの資産運用報告を読み解くマリモの資産運用報告を読み解く...
日本政府が地上配備のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備を中止したのはご存知のとおりです。その代替案が検討されており、「敵基地攻撃能力」が有力な選択肢の一つとして挙がっていました。安倍元首相の辞任前の談話でも、敵基地攻撃能力の獲得を望んでいたことは明らかです。2020年末までにあるべき姿を示すとしていたのですが・・・。目次無能なミサイル防衛システムを選択する愚策ミサイル防衛システムの無能さ...