世界一のGDPを誇るアメリカ。一人当たりのGDPでも日本を大きく上回ります。そのうえ人口が多いのですから、日本は引き離されるばかりです。当然、アメリカは賃金も高いと思いきや、意外にも最低賃金は思いのほか低く、アメリカ経済の闇を見るかのようなのです。目次驚くべきアメリカの最低賃金最低賃金を据え置く理由医療保険制度もまた深い闇最後に 驚くべきアメリカの最低賃金以下は世界主要国の一人あたりの名目GDPの推移です。...
日本経済は沈むことのない太陽だと勘違いしていたに違いない。高度成長期を体感した世代には、バブル崩壊後の痛手を素直に受け入れられなかったと思われます。そしてその勘違いはさらなるミスを生み、日本はますますデフレを加速させる政策を取ることとなりました。さて大いなる勘違いをしたのはいったいどなただったのでしょうか。目次固定観念の呪縛誤った方向性国会答弁に採用者の名前が誤った前提からは誤った結論しか出ない最...
興味深い数字があります。投資信託の資産から分配金に回される比率が日本では6%以上に達するのに対し、アメリカでは4%程度となっています。さらに特徴的なのは分配された金額を再投資している比率が日米では5倍以上差があるというのです。もちろん再投資比率が高いのはアメリカです。いったいどんな要因が背景にあるのでしょうか。目次税制の違いによる要因高齢化社会の進展による要因デフレによる低経済成長による要因日本の低...
いささかやり過ぎたこと、また投信市場の構造変化で楽天証券が路線変更を迫られています。それにしてもここ最近の投信市場の劇的なコストダウンは、運用会社や証券会社そして投資家の予想をはるかに上回るものといってよく、その対応に頭を悩ませているようです。いったいどんな変化が今起きているのでしょうか。目次投資信託もネット販売が主役に楽天証券躍進の原動力投資信託の主役楽天証券の読み違い最後に 投資信託もネット販...
世界が分断社会に向かっているのは何気なく生活していてもひしひしと感じるものです。思想の右左の分断、貧富の差による分断、民主主義と社会主義の分断、SNSによる誹謗中傷による分断、スマホ中毒による家族の分断までもが進んでいます。そして今、自由主義社会の雄、アメリカで着実に全体主義志向が高まりを見せています。目次エコーチェンバー、キャンセルカルチャー・・・自由の国なのに言論統制に賛成?!GAFAによる言論統制...
2022年、第一生命が銀行代理業に参入する予定です。これを警戒するのが既存の銀行。自分たちのシマを荒らされないかと気が気ではないようです。まるでヤクザの勢力争いであり、そこには顧客目線などなく、あるのは金儲けへのあくなき執着心だけなのです。まさにお金をめぐって醜い抗争が繰り広げられているのです。目次保険会社が銀行の代理店に!?銀行代理業進出の真の目的保険業界VS銀行業界銀行業界の反撃勝負の行方 保険会社...
日本のデフレ脱却の阻害要因の一つとして、60歳でリタイアする人が65歳の年金受給までの空白期間を埋めるために熱心に貯蓄に励んでいることがあるというのが個人的な考えです。もちろん、繰上げ受給はできるものの支給額はかなり減りますし・・・。ところで最近、新聞などを見ているとやたらと年金の繰下げ受給について紹介されています。要は繰り下げたほうが有利になると言いたいのでしょう。しかし、実際のところどうなのか、検...
国内主要証券(野村、大和、SMBC日興)の3社が2022年度の主要上場企業の業績予想を発表しています。それによれば2022年度は2021年度に引き続き、経常利益ベースで過去最高益を更新する見込みです。とはいうものの株価は冴えない。いったいどうなっているのでしょうか。目次2022年度の業績予想自動車産業は回復が期待できそう日本の自動車保有状況2021年度の反動が予想される業種株価が冴えない理由最後に 2022年度の業績予想各社の...
2020年秋から始まった超金融緩和マネーを原資とした新型コロナバブルはいよいよ終焉を迎えたと考えられます(個人の感想です・・・)。オミクロンの感染者は過去最高と騒いではおりますが、感染者の数は増えても死者、重症者の数はそれほど増えておらず、着実に弱毒化が進んで、新型コロナもいよいよ普通の風邪になりつつあるのではないでしょうか。さて、今回の株式下落の目処はどの程度を覚悟しておいたらよいのでしょうか。目次...
実質GDPの成長率が高くなると失業率が低下するという負の相関のことを「オークンの法則」といいます。しかし、経済の世界は株の世界同様、理論どおりには動かない。オークンの法則は真実なのでしょうか?目次経済学という得たいの知れない学問実際の数値で検証相関係数はどうか最後に 経済学という得たいの知れない学問経済学は数学的に割り切って考えられるものではなく、心理学に近いと考えますが現実の経済学ではすべての人間の...