株式投資における心理的罠。そしてほとんどの人は罠にはまる

株式投資は上がるか下がるかの二択であるからにして、勝負は五分五分の世界だと思えばとんでもないのでありんす。評価益と評価損では心理状態がまったく異なるものになるし、嫌なことは先延ばしにしがちな人間の性が投資行動に大きな影響を与えます。そしてそれは株式投資において致命傷となる可能性が高い。とはいえ、人間はロボットのように無機質に投資判断を下せないこともまた事実。人間の感情という限界の中で、いやむしろそ...

狭まる銀行包囲網。銀行業務とIT産業の垣根がまた下がる

スマホ決済アプリ間での送金は、現状同じ決済アプリを使用している人同士に限られているのが実態です。決済アプリから銀行に送金することもできますが、それは決済アプリ会社がいったん銀行を経由して送金をしているのであり、直接送金しているとは言いがたいものです。しかし、銀行が独占的に利用してきた全銀システムが決済アプリ業者にも開放される見通しであり、銀行とIT産業の垣根はさらに低くなりそうです。銀行はIT業者とサ...

2022年後半から2023年にかけての投資戦略はこれだっ!!

株価が急落しています。どうも今の株式市場は砂上の楼閣といった感があるのです。先行きの不透明感が強まる中、取れる戦略は2つに絞られるのではなかろうか。中途半端な戦略では大きな火傷を負う可能性が高いように思われます。目次日経平均は先物主導今後の日経平均には暗雲立ち込める高配当株とJリート逆張り成長株投資最後に 日経平均は先物主導2022年8月中旬、日経平均はにわかに上昇し3万円を窺う勢いでした。7月以降、3000円...

優れた景気の自動安定化装置。しかし、その機能は弱体化された

日本はバブル崩壊後、直接税の税率を下げ、間接税の税率を上げてきました。しかし、これは正しい政策だったのか。所得税や法人税といった直接税には、インフレやデフレの振り子を戻す機能があります。その機能を弱めればデフレから脱却しにくくなるのは当たり前です。どうやら誤った政策を続けてきたようなのです。目次所得税、法人税の負担は減少消費税は着実に増加景気の自動安定化装置平成の政策の誤り 所得税、法人税の負担は...

資源高、インフレで大儲けしている企業はどこだ?!

コロナ禍によるサプライチェーンの寸断や人手不足で物価が高騰していた中、ウクライナ戦争は資源高や穀物価格の上昇に拍車をかけたのはご存じのとおりです。経済環境が目まぐるしく変わる中、業績の好不調も銘柄によって大きく異なっています。コロナ前とは風景が一変しているのです。いったい今、業績が絶好調なのはどんな業種や会社なのでしょうか。目次ウクライナ戦争で資源高加速ロシア、ウクライナの小麦輸出減少の影響資源高...

2024年の新NISAスタートに暗雲立ち込める。NISA、政治に振り回される

2024年1月から新NISAがスタートするはずでした。その制度内容もほぼほぼ固まっていたものだと思っていたらとんでもない。NISAは、岸田政権の資産所得倍増計画の目玉となりそうであり、その制度はちゃぶ台返しのようにリセットされそうなのです。金融機関の中にはシステム開発がスタートしているところもあるはずです。投資家としては新制度が優れものになることに期待しますが、果たして2024年にスタートすることは可能なのでしょ...

アメリカ、株主資本主義の是正へ微妙に動き出す。やったふり?それとも・・・

アメリカにおける1990年代以降の株価爆上げは株主を徹底的に重視した税制改正や経営にあったことは明らかです。その一方で所得格差や資産格差は拡大して、富は一部の富裕層に偏在することとなり、社会は少数の富める者と大多数の貧しい者とに分断されてしまいました。しかし、さすがに株主資本主義も行き過ぎというわけで、その振り子はそろりと逆方向へ戻りつつあるようなのですが本気なのでしょうか。目次株価上昇の原動力認知の...

いよいよ民間企業までもがマイナンバーカードを活用開始!!

遅々として進まなかったマイナンバーカードの普及も、新型コロナの特例給付金あたりからその存在価値が見直され、普及がかなり進んでいます。マイナポイントの効果も大きかったと思います。2022年7月現在で、マイナンバーカードの普及率は45.9%にまで伸びてきました。まだまだ人口の半分にも満たず、十分に浸透しているとはいえませんが、その活用は徐々に進んでおり、いよいよ民間企業でもマイナンバーカードを使った業務の効率...

株価にも当てはまる77年周期で歴史は繰り返されるというアノマリー

アノマリーという言葉があります。理論的には説明できないが、経験則からなぜか当てはまるような株式市場の法則のことをいいます。2022年8月22日の日本経済新聞に眉唾ではあるものの、なにやら興味深いアノマリーが紹介されておりました。その周期は実に77年という長いものなのです。目次アノマリーという不思議繰り返される77年2022年からの77年予測株価の動きまで似ている アノマリーという不思議77周期のアノマリーに目をつけた...

一流投資家も意見が分かれる今の株式市場。悩める投資家・・・

世界的に有名な投資家も今の株式市場には心が揺さぶられているようです。強弱感が極端に分かれているのです。株式市場は強気と弱気が交錯しなければ成り立たないのは事実。しかしながら、今の相場は方向感が乏しくてプロの投資家でさえ、かなり気迷いムードが漂っているようなのです。偉大なる投資家は今何を考えているのでしょうか。目次バフェット大損・・・バフェットが買った業種悲観な見方も最後に バフェット大損・・・かの...