日本人の保険好きは世界的にも有名な話です。バブル期には日本の生命保険会社は「ザ・セイホ」として世界に名だたる存在となりました。バブルは崩壊し、長らくデフレで保険業界も縮小したとはいえ、今だ日本人の保険好きは変わらない。しかし、ホントに必要に迫られて保険に加入している人ばかりでしょうか。民間の保険へ入る前にまず公的保険の存在を忘れてはならないと思うのです。そう、日本の国民皆保険は本当によくできた制度...
新日銀総裁となる植田氏。日銀の出資証券は政府が過半数を保有しており、民間企業でいえば子会社にすぎない。とはいえ、金融政策についての独立性は重視されており、必ずしも政府と足並みがそろうわけではありません。当然、日銀総裁は金融政策の最重要責任者であり、日本経済の浮沈を握る一人であることに違いない。新総裁は黒田日銀路線を当面引き継ぐ様子であり、その安心感から為替は円安に振れています。しかし、新総裁となる...
インサイダー取引が違法であることは、株式取引をやっている人なら誰しも知っていることでしょう。しかし、わかっていてもやめられない。これはアメリカも同じようです。M&Aを発表したアメリカ企業の約2割でインサイダー取引が疑われる取引が行われているといわれています。そして、さらに間接的なステルスインサイダー取引ともいえる取引が急増しているのです。これは脱法行為ともいえるものであり、アメリカでは一部法改正が行わ...
日本とアメリカのシンクタンクが、2026年に中国軍が台湾に侵攻した場合の机上演習を行ったといいます。結果的に、中国の台湾侵攻は失敗に終わるとの結果が出ていますが、果たして本当にそうなるのかどうか?なにぶん怪しげなシミュレーションだと感じるのは私だけでしょうか。ただ単に中国を牽制しただけなのかもしれません。目次おかしな前提ウクライナ戦争を見れば・・・日本の被害も甚大に。民間人も核の恫喝に耐えられる?虚し...
依然として、高配当株人気が高いです。世界的な景気減速懸念が出ている中、また同時にインフレ懸念による高金利が続いていることから、業績が急低下するリスクが少なく、安定して高配当を出してくれる銘柄に資金が集まるのは当然と言えば当然です。今後もこの流れは続くのでしょうか。目次高配当株の人気続く。その心は自社株買いの強烈なインパクト高配当株人気の論理短期そして中長期的戦略関連記事 高配当株の人気続く。その心...
クレジットカードの情報がサイバー攻撃によって盗み取られるリスクが日増しに高まっています。2022年、11月まででクレジットカード情報の流出件数は実に82万件以上に上ります。ここ数年で最悪のペースであり、例年の2倍以上へと一気に膨れ上がっています。盗み取られたクレジットカードの情報は、なりすましによって、商品の不正購入に使用されます。ネット通販が隆盛を極める中、その決済の多くはクレジットカードでなされます。...
現代人は概ね2種類の人間に分けられます。アルファベット社(グーグル)に支配されているか、アップル社に支配されているかのどちらかなのです。なにしろ現代人はスマホの奴隷?と化しており、そのスマホのOSの99%がアンドロイドかアップルなのですから。そして、スマホのアプリにうつつを抜かしているのが現代人の姿なのでしょう。別にそれが悪いことだとは思いません。猫背になり、また近視になることを除けば。しかし、過度の...
さすがにここまでくると他社の追随は許さないようです。SBI証券はこれまで、日本株の現物売買手数料を25歳以下に限って無料としてきました。25歳以下の投資家は多くはない。したがってその影響は軽微であったと考えられます。ところが、SBI証券は無料化の対象を今年(2023年)の9月末までに全年齢に広げるというのです。これは他社に甚大な影響を与えるはずです。ネット証券のみならず、対面証券にも多大な影響を及ぼすことは間違...
そもそも世界5位で経済大国と呼べるのかが疑問ですらあります。かつて、日本は世界第2位の経済大国でございました。しかし、その後はじり貧状態に陥り、今や見る影もございません。原因ははっきりしています。しかし、それを正せないのが日本病ともいえる病なのです。これには一般の国民にも責任の一端があるといわざるを得ません。なぜなら彼らにまんまと騙されているからです。目次日本、一気に5位転落の危機ドイツは2倍、日本は...
アメリカの証券市場でオプション取引が活況だといいます。しかし、そのオプション、今まで聞いたこともないような異様な商品なのです。そしてこの商品に群がっているのはアメリカの若年投資家。今、アメリカの証券市場で何が起きているのでしょうか。そこには刹那的で投げやりな若者の姿が見えてくるのです。それはパチンコに群がる日本人の姿にも似ているのです。目次新型コロナバブルはじける損失を取り戻そうと焦る投資家丁半博...