魅力的だった日本の不動産市場から魅力が失せていく

2022年夏まで、日本の不動産市場は、海外投資家にとって魅力に満ちていました。日本は世界的に見て金利が低いため、安く円を調達し、利回りの高い不動産で運用すれば大きな利ザヤが確保できる。そんな思惑から日本の不動産市場には海外からのマネーが流れ込んでいました。とりわけ人気だったのはやはり東京都心部。23区内なら迷うこともなく即買いというほどの人気だったといいます。ところがこの流れが一気に変わりつつあり、海外...

保険ショップまでが投資信託の販売を!?新NISAを巡る攻防戦

保険ショップの大手、「ほけんの窓口」が金融商品仲介業を始めるといいます。ほけんの窓口は全国でなんと約800店舗もの拠点を構えています。今現在は当然、保険のみ取り扱っていますが、取扱保険会社の数がものすごい。生損保合わせて約50社もの保険会社の商品を販売しています。それに加えて、投資信託を取り扱うとなれば、販売担当者が商品を理解して把握できるかどうかが怪しくなってきます。しかし、それでも取り扱うのは、新N...

新NISA、成長投資枠で投資できる投資信託を大幅に絞り込む予定

現行のつみたてNISAでは、投資できる投資信託を厳しく絞り込み、長期投資にふさわしい投資信託のみ投資可能とし、その数は約220本しかありません。一方で現行の一般NISAではそういった制約はなく、どんな投資信託でもNISAで運用できます。2024年からの新NISAにおいて、今の一般NISAにあたる部分は、「成長投資枠」といった形で継承されますが、その投資対象は現行と異なり、大きく絞り込まれるようです。いったいどのような絞り込...

早くも新NISAの獲得合戦開始。そして果てしなき消耗戦続く

2024年から新NISAが始まるわけですが、制度は恒久化されるとともに、投資可能金額が3倍に跳ね上がりますから、その影響はデカい。金融機関にとっては、新たな顧客を取り込むチャンスでもあるし、他社に顧客を奪われるピンチでもあります。それは投資信託の運用会社とて同じこと。投資家に魅力ある商品を提供できなければ、販売会社に採用されないし、投資家にも買ってもらえない。そのため、乾いた雑巾を絞るかの如く、コスト競争...

2023年3月、逆張りで買えるJリートはあるのか?

Jリート市場が軟調です。安くなっているとはいえ、今後の世界経済が悪化していく恐れを考えると安心して買いには走れない。賃料の下落、不動産価値の下落、負債利子の負担上昇といった材料を考慮すると縮小均衡路線に傾いていると思えてならない。しかし、局所的には明るい材料も目に留まります。そこから、有望なJリートも見えてくるというものではないかと思うのです。目次Jリートの低空飛行続くマンションの賃料が値上がり中!...

アマゾンが2万7千人をリストラ。しかし驚くのはそこではなかった!

一世を風靡したGAFAでさえ、人員削減に動いているとなれば今後のアメリカ経済に対して、警戒感を持つのは私だけではないでしょう。このほどアマゾンが9000人の人員削減を発表しました。これは追加の人員削減であり、2023年1月には18000人もの人員を解雇すると発表していました。合わせて27000人の人員削減!しかし、驚きは違う方向に向いてしまったのです。目次世界は既にアフターコロナアマゾン、業績急低下2万7千人減ったらどう...

貧乏人が貧困から抜け出すのに有効な方法は?所属するコミュニティが鍵!

1980年代以降の新自由主義の台頭により、世界的に所得格差が広がりました。金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はいつまでたっても貧乏人という階層が固定化し、カースト制度のように同じ階層の中でぐるぐると人が動き回る。いったん低所得者層に取り込まれれば、そこから脱出するのは困難です。しかし、その困難を乗り越える人もいないわけではありません。そしてそれは偶然というよりも必然といえます。いったいどうすれば、貧...

リーマンショック再び!?金融危機の足音が再び聞こえ始めた。

アメリカのシリコンバレー銀行の破綻が世界に飛び火しています。まずはヨーロッパ。スイス第二位の金融機関であるクレディ・スイス・グループへの信用不安が一気に広がりました。かねてから、不祥事や巨額損失事件が相次いで、経営不安がくすぶっていたところにシリコンバレー銀行のショックで、リスクが顕在化しました。世界は再び金融危機に陥るのではないか?そんな恐怖がくすぶっています。目次クレディ・スイス、あっさりと見...

【悲報】日本企業、国際舞台から次々と転落。残ったのはトヨタのみ

まあ、その当時が異常であったことは間違いありません。1988年末、世界の株式時価総額上位50社の中に日本企業が32社も入っていたのですから。どう考えてもおかしな事態であり、バブルがいかに大きかったかがわかります。しかし、その後の凋落もまた異常です。2023年、上位50社の中に入っているのはトヨタのみ。しかも39位と下位グループであり、傾向としては凋落傾向で、いずれ50位内から転落する可能性が高いと見ています。目次日...

現代の姥捨て山。役職定年という悲劇

高齢化が進んでいる中、多くのサラリーマンは管理職にすらなれないのが現実です。上に行けるか、行けないかはほとんどが実力で決まり、そこに多少の運も加わるというのが実感です。出世できるかできないかの差も大きいですが、それ以上に残酷なのは役職定年・・・。勝ち組と負け組にくっきりと分けられ、負け組は多くの場合、姥捨て山に捨てられたも同然の待遇を受けるのです。まさに人生の分岐点といえるのです。目次中間管理職は...