マンション価格の上昇に歯止めがかかりません。2023年1月から6月に、東京23区内で発売された新築分譲マンションの平均価格はなんと1億2962万円!驚くのは価格ばかりではありません。前年同期比に比べて6割も価格が上がっているというのですから、値上がりはさらに加速しているようです。いったい誰が値を吊り上げているのか?また買い手はいったい誰なのでしょうか?目次もはや億ションが当たり前晴海フラッグ、大人気パワーカップ...
企業型確定拠出年金は、2001年に導入されたわけですが、少しずつ導入する企業が増えており、2022年3月末で加入者は782万に達しました。確定拠出年金の特徴はなんといっても、どの金融商品で運用するかによって、将来の年金額が大きく異なってくる可能性があることです。ところでこの企業型確定拠出年金、会社がどの金融機関を運営管理機関とするかによって、その運用パフォーマンスに大きな差が出るというのですから、加入者は気に...
昨今の投資ブームにより、投資信託の売れ行きも好調です。投資信託(ETF除く)の残高は、2023年3月末で91兆円にまで増加しており、1年で2兆円増えました。当然、投資信託を運用する運用会社の収益もその追い風に乗って増加しているかと思えば、逆に減少しています。今後もこの傾向は続くと思われ、運用会社の再編が進むものと推測します。ではいったいなぜそのようなことが起きているのでしょうか。目次運用会社の貧乏暇なし現象賢...
弱気論が出てきたと思えば強気論も出てくる。そんな状態なのはJリート市場だといえます。強気の根拠も弱気の根拠も、単に相場の動きに合わせて上がった理由、下がった理由を後付けで考えているだけのようにも思えます。株式市場なんて所詮そんなものでしょう。昨今のJリート、とりわけオフィス型Jリートを巡る市場分析は典型的だといえます。目次オフィス型Jリートに変化の芽下降トレンドの要因Jリート市場を取り巻く環境変化Jリー...
世は、脱炭素を掲げれば何でも受け入れられるという状況となっています。建前だけが重要であり、本音は腹の中に隠される。その際たるものは電気自動車(EV)。しかし、脱炭素などとうたいつつ、単に走行中に炭素を出さないだけであって、電池を充電するための電力発電には炭素を使いまくっているというのことは誰もが知っている都合の悪い真実でしょう。ところで人間というのは勝手なものであり、EVの静かさが逆に気にいらないとい...
中国景気が低迷して自動車販売も低調になっているとはいえ、中国は世界一の自動車市場。腐っても鯛というわけで、その市場規模は巨大です。日本は世界的な自動車メーカーを抱えており、自動車立国であることはご存じのとおり。しかし、世界一の自動車市場において、日本メーカーの存在感は徐々に失われつつあります。今、中国の自動車市場でいったい何が起きているのでしょうか。目次世界の自動車市場日本メーカー、苦境に陥る日本...
2022年7月、女性活躍推進法の省令改正により、常時雇用する労働者の数が301人以上の企業に男女の賃金格差の開示が義務付けられました。改正から1年が経ち、日本経済新聞が約7100社の開示を分析したといいます。それによれば、業種によってかなりのばらつきがあり、なかなか興味深いものとなっています。目次男女の賃金格差の開示が開始同じ男女でも業種によってばらつきが国ごとでも違いが見えるなぜ日本は男女格差が大きいのか 男...
人間、ここまで偽善者になれるのかって驚かされるのが、日本の金融機関です。顧客本位の業務運営などという理想を掲げ、金融機関もようやく襟を正して顧客の立場になって金融商品を提供すると期待していたら、実のところ内情はまったくそうではありませんでした。気にかけているのは顧客のことではなく、金融庁の意向ばかり。その証拠に、厳しい対応となった仕組債の販売は激減しています。そして、その穴を埋めるべき商品として利...
暗号資産には、否定的なイメージを持っておりますが、値動きが激しいという点は博打的要素として魅力的ではあります。暗号資産の代表格といえばビットコイン。そのビットコインには、半減期があります。この半減期はビットコインの価値が大きく動く材料といえそうです。そして、2024年には半減期が来ることが確実視されています。半減期の前後で、ビットコインの価格はどうなっているのか?過去の値動きを検証してみましょう。目次...
日本人は高齢になってもよく働く人が多いという印象がありますが、韓国の方は日本よりもさらに高齢者がよく働いています。65歳以上の男性で働いているのは、日本では3割弱ですが、韓国では4割強の人が働いています。韓国人は日本人よりも勤勉で働くのが好きなのでしょうか?どうやらそういうわけではないらしいのです。いったいなぜなんでしょうか。目次お国柄によるリタイア年齢の考え方子どもに頼らざるを得ない悲しさ韓国の異次...