今から約1か月前の2023年8月25日、楽天証券とみずほ銀行が金融商品仲介業に関する契約を締結しました。この契約に基づき、楽天証券は株式などでの運用を希望する、みずほ銀行の顧客に対し、楽天証券の金融商品を提供していくというのです。しかし、何か違和感を感じるのは小生だけでしょうか。目次SBI証券と楽天証券がネットを牛耳るあれっ、みずほ証券は?思い出されるシナリオ両者の思惑から利害は一致する?貧すれば鈍すること...
今年(2023年)、9月7日に日本で初めてアクティブ型のETFが東京証券取引所に上場したのですが、予想以上の手ごたえに関係者は驚いているようです。当初は主に機関投資家の売買を想定していたようですが、個人投資家からの引き合いも予想以上に多くなっています。9月7日には、6銘柄が上場したわけですが、中でも人気を博しているのは、割安株や高配当株に投資するETFとなっています。それにしても最近の高配当株への投資偏重は凄ま...
人手不足なのか、在宅勤務が多くなったせいなのか、株主資本主義の蔓延か、スマホの使い過ぎなのか・・・。理由ははっきりとしませんが、メンタルをやられるビジネスマンが確実に増えています。不健康レベルの高ストレスがかかっている人の割合は、働く人の1割を超えて、過去最高水準だというのですから。今、何が労働者に起きているのでしょうか。目次悲惨な働き盛りの30代効果的な取り組みで結果を出している会社も中小企業にそ...
従来のアクティビストに加えて、最近では東京証券取引所と金融庁がタッグを組んで第二のアクティビストまがいとなったことをご存じのかたも多かろうと思います。上場企業としては、株価を上げるべく様々な施策を打たなくてはならず、頭を悩ませている企業も多いはずです。そして、この2つのアクティビストに加えて、第三のアクティビストが登場してきたのですから上場企業としては気が休まる暇もないのです。目次低PBR銘柄への圧力...
日本は失業率は低いものの、給与は伸び悩み実質賃金はひたすら下がり続けています。しかし、一方で自殺者はデフレ最悪期よりもかなり減少し、豊かではないものの、なんとか生きていける社会ではあります。日本においては、賃金の増減と失業の増減はトレードオフの関係にあり、現状は1億総貧乏ではあるが、なんとか職にありつけている状態だといえます。賃金が低くても失業が少ない社会と、賃金が高くても失業が多い社会ではどちら...
オフィス不動産を巡る情報は強気と弱気が交錯しておりますが、長期的に見て弱気が正しいように思えてなりません。その理由は、長期的に需要が減退していくであろうこと、そして金利の上昇がいよいよ始まったと考えられることです。資金調達のおよそ半分を借入金で賄っていることから、金利の上昇はJリートにとって収益悪化要因となります。需要が伸びていれば、賃料をアップさせることで、金利負担と相殺することもできますが、現...
世の政治や経済運営が適切に行われているかを判断する指標には様々なものがありますが、わかりやすい指標として自殺者の数が挙げられます。誰が好き好んで自ら命を絶とうというのでしょう。人生がうまく行かず、行き場を失って希望を無くし、絶望にさいなまれて、やむなく自殺に追い込まれるのが悲しい自殺の姿であろうと考えられます。そこで自殺者の動向から、最近の政治経済が適切に行われているのか判断してみることにします。...
ガソリン価格が高騰しているのはご存じのとおりです。政府が補助金を入れてなんとかリッター180円程度に収まっていますが、これがなければ200円の大台に乗っていることでしょう。補助を入れる前の2021年7月に比べて、2023年7月の消費は、全国平均で7.2%伸びています。しかし、これには地域格差があります。この地域格差に対する考え方について、政府お抱えの下請け新聞である日本経済新聞がまたもや素っとん狂な論説をしており、...
「嘘も百回言えば真実となる」とナチス・ドイツの宣伝大臣であったヨーゼフ・ゲッベルスが言ったといいます。これは何もナチスに限ったことではありません。現代日本でも日常的に行われているのが実態です。その目的は事実を隠し民を愚かに保って、特定の政策目的を達成することにあります。身近なのは年金財政の話です。少子高齢化で、肩車型の社会がやってくると聞いた人は多いはずです。しかし本当にそうなっているのでしょうか...
名古屋の食文化ってのはちょっと異色な感じを受けるのは私めだけではないでしょう。それは喫茶店も同様です。コーヒーを頼めば、なぜかピーナッツが付いてくる。また、喫茶店のモーニングは大盛況でコスパも最強ときたもんだ。そんな名古屋発祥の喫茶店、コメダ珈琲店を経営するコメダホールディングス(3543)の業績が絶好調です。株価も堅調に推移しており、コメダ珈琲店が日本全国を制覇しようという勢いなのです。目次昭和の香...