ゼロ金利政策は、デフレにあえぐ日本には必須であったと考えますが、そのあおりを受けた業界もあります。代表的なのが銀行業界でしょう。2016年にはメガバンク3行だけで新卒を約5000人も採用していたのに、最近は1000人台にとどまっています。低収益体質の中、新卒採用を絞って人件費を抑制するほかありませんでした。そして、その弊害がここに来て一気に噴出し、銀行業界はその対応に乗り出しています。目次銀行、若者から見放さ...
日本株の堅調が続いています。日本株が強い要因として挙げられるのが、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの終了観測と米長期金利の低下です。この要因により海外の投資家が日本株を積極的に買っています。利上げが打ち止めとなり、利下げとなれば日米の金利差は縮小します。まして今、日本は金融緩和からの脱却が取りざたされており、円高に振れる可能性は十分。海外の投資家は、円高になれば、株価がたとえ動かなくでも為替で...
2023年11月14日に発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)はインフレの鈍化を示していました。これを受け、米長期金利は4.3%台にまで低下し、日米の金利差が縮小したのです。それにともない、円が買われ出し、一時は147円10銭にまで円が買われたのでした。にわかに円安トレンドの転換かと思いきや、円は再び下落に転じ150円近辺まで戻されました。そして、トレンド変化を打ち消したのはなんとミセスワタナベだというのですから...
ここ最近、オフィス系Jリートにとって追い風となるような話題が多くなっています。そして、またまたオフィス系Jリートの投資家を勇気づけるニュースが出てきました。さていったいどんなニュースなのでしょうか。目次リモートワークでメンタル疾患増加なんと出社すればお手当がもらえるオフィス見直しでJリートに追い風が関連記事 リモートワークでメンタル疾患増加一昔前まで、会社員はオフィスや工場に出社するのが当たり前でした...
日本の債券利回りは30年あまりもの間、海外に比べて低く、また株価も長い間低迷していたために海外の資産に投資する投資信託が増えました。海外資産に投資する際に発生するリスクの1つに、為替変動リスクがあるのはご存じのとおりです。資産の値動きがなかったとすれば、円高になれば損をし、円安になれば得をする。資産価格の変動リスクに加えて、為替変動リスクまで負いたくないということで為替ヘッジ型の投資信託を購入する人...
いよいよ新NISAがもうすぐスタートします。成長投資枠は、2024年中にタイミングを見ながら投資していけばよい。ですが、つみたて投資枠は毎月10万円を定期的に積み立てていくのが筋でしょうから、早目に投資先のファンドを決めておく必要があります。というわけで、来年を見据え今のうちにファンドを決めておきたいと思った次第なのです。目次中高年というハンディキャップファンド選定条件は?為替ヘッジという邪魔者eMAXIS...
ひさしぶりに新規上場銘柄に興味が湧いたのです。銘柄は、バリュークリエーション(9238)なるものです。家の解体を安くやってくれる業者をインターネットで探せるサイトを運営している企業です。サイトの名前は『解体の窓口』。なんだかありきたりな名前ですが、家の解体は、今の日本にとって切実な問題です。空き家は増え続け、いつまでも放っておくわけにはいきません。しかし、解体には数百万円ものお金がかかる。そう簡単に決...
株価が再び持ち直してきました。株価持ち直しの要因はさまざま考えられるでしょうが、その一つは企業業績の伸びです。日本経済の停滞をよそに、巨大上場企業は確実に大きな利益を稼ぎ出し、それゆえに株価もしっかりしたものとなっています。目次上場企業の業績が好調自動車産業、2つの追い風賃金が伸びなくても値上げできる企業取って代わられない企業の強み最後に関連記事 上場企業の業績が好調庶民の暮らしは厳しいのに、上場企...
2023年も余すところあと1か月あまり。2024年からはいよいよ新NISAがスタートするのです(ワクワク)。さて、新NISAをフル活用するにはどうしたらいいのでしょうか。投資枠が大きくなっただけにその成否はリターンに大きな影響を与えることになります。それゆえ使い方をよくよく吟味する必要があります。目次非課税メリットの最大化を目指す枠を早く目一杯使うつみたて投資枠をどう使うか関連記事 非課税メリットの最大化を目指すま...
椅子が足りないのです。会社のポストのことではありません。本当に椅子が足りないというのです。アフターコロナの反動でオフィスへの出社率が急速に戻り、ビジネスマンが座る椅子が不足しているのです。この傾向は、群れの文化をなす日本に特に顕著であり、日本人の特性を表しているともいえます。また、これはオフィス型Jリートの投資家にとって勇気づけられるニュースでもあります。目次出社率V字回復日本人は出社好き座る場所が...