安倍首相の任期と株価の関係について

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安倍首相の任期は2021年9月までになりそうです。黒田日銀総裁も再任されるとのことで、次の任期が2023年4月までとなります。現在の株価好調の発端となったのは安倍首相と黒田日銀総裁のおかげでしょう。

しかし、政権末期となれば首相の影響力も低下し、レームダック化することは間違いありません。それがいつになるかは私は政治家でも官僚でもないのでわかりませんが・・・。

小泉内閣時を振り返る

2000年代に人気があった小泉政権時の株価推移をグラフにしてみました。

20180228株価推移

他の要因は一切無視するのをご容赦いただくとして、株価は政権末期にかけて上昇しており、レームダックと株価推移の相関は無さそうです。

しかし、これは次が第一次安倍政権であったことも影響しているかもしれません。何しろ安倍政権の当初支持率は65%程度となっており、期待感も膨らんでいたと思われます。

安倍政権後は?

第2次安倍政権の次はいったい誰が首相になるのでしょうか。石破さんが有力候補のようです。

さて、元自衛隊航空幕僚長であった田母神俊雄さんの『ブレない生き方』という本に「上司がもっともしてはいけない「はしご外し」で裏切られた」という項があります。

なんと、その上司は石破さんだというのです。自分の身が危うくなると部下を犠牲にして逃げるというのです。本当にそうかは知る由もありませんが、まんざら嘘でもなさそうです。

石破さんの言い分もなにか見つけられると中立的に判断できますが、これが本当なら首相の器ではないかもしれません。

とにもかくにも今後の株式市場には、2019年10月の消費税増税、安倍さんの退陣、黒田日銀総裁の退任と次々と試練が待ち構えています。

ところで先日、評論家の西部邁さんが自ら命を絶たれました。西部さんの最後の著「保守の遺言」が本屋さんに並んでいたのでさっそく購入しました。西部さんの論評を聞けなくなってしまったのはなんとも残念です。合掌。


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2019年6月26日

安倍政権後の株価上昇は、安倍首相と黒田日銀総裁のおかげだと書きましたが、考えが変わりました。

株価上昇は黒田バズーカ(異次元金融緩和)による金利低下とそれにともなう円安のおかげであり、安倍首相の貢献はほぼ無いと考えます。

鳴り物入りの安倍政権でしたが、日銀頼みの景気回復であり、財政政策、成長戦略などほとんど行われていません。日銀孤軍奮闘です。

唯一の功労といえば、日銀総裁に黒田さんを選んだことだけでしょう。

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