金融相場と業績相場の混在

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バブル崩壊後はすっかり様相は変貌していますが、オーソドックスな株式市場の流れは、

業績相場(企業業績の向上による株価上昇)

逆金融相場(景気向上による金利上昇による株価下落)

逆業績相場(供給が需要を上回ってしまった反動による業績悪化による株価下落)

金融相場(景気悪化による金利低下で相対的に株式の魅力が増し株価上昇)

業績相場に戻る(この繰り返し)


といったところでしょう。現在は、超低金利の継続による金融相場の継続と業績相場が入り混じっている状態だと考えられます。

日本だけを見れば当面、逆金融相場になりそうもありませんので、個別企業の業績を見極めた選別投資の継続を行うのが当面の戦略だと思います。

これを裏付けるように、株価は業績に素直に反応しているようです。

スズキの決算発表と株価

2018年5月10日に決算発表を行ったスズキ(7269)ですが、純利益が前期比で35%プラス、配当も30円増とし、8年連続の増配。株価は505円高の大幅高となりました。

楽天の決算発表と株価

一方、同日に四半期決算の発表を行った楽天(4755)は純利益が前年同期比で30%マイナス。株価も35円安の大幅安で終わりました。

楽天について特に気になるのは実質的な営業利益もマイナスとなっている点です。金融事業が好調で、なんとかこらえている感じですが、EC事業は相当に苦戦している感じがします。

株式投資にあたっては自分の感覚で業績が今後上向くか、下向くかを感じられる銘柄に投資あるいは注目していく必要があるとつくづく感じるのであります。

ウォーレン・バフェット氏やピーター・リンチ氏が言うように自分に理解できないビジネスモデルの銘柄には手を出してはいけません。なにしろ興味がなかったり、理解できなかったりしては状況の変化に気がつきませんから。

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