アメリカの根強い人種差別意識を如実に表す数字

アメリカ



アメリカでは、景気が良くて特段の有事がないときは表面化しなくても、今回のコロナ騒動のような有事の際には降ってわいたように人種差別問題が持ち上がります。

何しろ黒人に選挙権が与えられたのが1965年。東京オリンピックが行われた年よりも遅いという事実には驚かされます。

奴隷制度が終わってから、まだ150年ほど。人種差別の傷は根深く、まだまだ全く癒えていないというのが実態です。



人種差別問題が再びクローズアップ


2020年5月、アメリカのミネアポリス州で白人警官が黒人容疑者の首を絞めて死亡させました。

この事件に対する抗議活動が全米で広がりました。しかし、抗議活動に名を借りた略奪、放火や破壊が横行し、抗議活動とは別次元の暴動に発展したのは周知の事実です。

トランプ大統領は暴動を抑えるために軍隊の投入も辞さない覚悟を表明しましたが、これを逆手にとった反トランプの大手メディアはトランプ大統領は抗議活動を軍隊で抑え付けようとする黒人差別者だとレッテル貼りし、攻撃しました。(実際には軍隊は投入されませんでした。)

トランプ大統領は制御不能となった暴動をやめさせたかっただけであり、黒人差別でもなんでもなかったにもかかわらず、大手メディアや反トランプ陣営はこの暴動を利用したわけです。

人種による考え方の違いに驚き


ところで、アメリカ国民は人種差別などによる暴動を軍隊の投入により制圧することをどう考えているのか。

全米世論調査の結果によると、白人は60%が賛成でした。一方、黒人は37%しか賛成しなかったのです。

同じ国土に住む同国民です。違うのは肌の色だけ。それなのに、結果にこれほどの違いが出るということは、黒人は軍隊が出動した場合に、自らが危険にさらされると考えているのでしょう。

要するに政府や自国軍を信用していない比率が高いといえます。

(参考)アメリカの人口構成等


1.人種・民族別人口ピラミッド

20200920jinnkoupiramiddo.jpg

【考察】
ヒスパニック系の人口増加が著しい。対して白人は今後人口減が予想されます。

2.人種・民族別出生率

20200920syussyouritu.jpg

【考察】
やはりヒスパニック系は高い出生率を示しています。それにしても日本の低さが際立ちます。

3.黒人人口の動向

20200920africanamerican.jpg

【考察】
奴隷解放宣言が出される前、黒人奴隷が約400万人もいたことに驚かされます。人類の黒歴史の一つといえそうです。

(出所:社会実情データ図録)

まとめ


世界には依然として、人種差別という根深い病根が残っていますし、今後も残り続けるでしょう。肌の色というのは最も区別がつきやすく、差別しやすいからです。

普段は潜在意識に留まっていても、何か事が起これば顕在化するのです。

残念ながらそれが人間の実態というところだというのが個人的見解です。

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