最初に目的ありき。メディアの悪意に満ちた戦略的世論誘導

次期アメリカ大統領選が2020年11月3日行われます。アメリカの世論は手のひらを返すかのごとく時々刻々と変化していきます。
ここ最近ではトランプ大統領苦戦という報道もなされていますが、日本の大手メディアはアメリカの大手リベラルメディアとつるんでおり、その報道内容はいささか偏っていると見たほうが良さそうです。
それにしてもマスメディアはまるで自分たちが国を動かすことを正義とでも思っているかのようにその影響力を利用し、世間を動かそうとします。
これは程度の差こそあれ、日本でもアメリカでも同じようでして・・・。
民主党寄りの大手リベラルメディア
ときのトランプ大統領は共和党の大統領です。そして、伝統的に大手マスメディアは民主党寄りであり、トランプ大統領を引きずり下ろしたくて仕方がありません。
反トランプの大手リベラルメディアの代表格は
・ニューヨーク・タイムズ
・ワシントン・ポスト
・CNN
・ワシントン・ポスト
・CNN
です。
これらのメディアはトランプ大統領が良いことをやっても報道しない自由を駆使し、ネガティブなことばかり報道し、揚げ足取りをしているのが実態です。
共和党寄りの保守系メディア
これに対し、共和党寄りでトランプ大統領を支持している代表的メディアがFOXです。
FOXは1996年に開局した比較的新しいメディアですが、その存在感を高めており、現状では最も高い視聴率を稼ぐニュースメディアに成長しました。
その他の大手メディアでは、ウォールストリート・ジャーナルがありますが、こちらは比較的中立的立場を取っています。
ニューヨーク・タイムズの挫折と新たな作戦
トランプ大統領の存在が憎らしくて仕方がないリベラルメディアは、前回の大統領選における「ロシア疑惑」でトランプ大統領を引きずり降ろそうと画策していました。
ところが根ほり葉ほり、重箱の隅を突いても何も出てこない。
2019年8月にはその捜査も完全に終わり、白旗状態でした。トランプ引きずり降ろしのめにリベラルメディアは新たな策を講じる必要に迫られました。
そして、ニューヨーク・タイムズが次に利用したのは、トランプ大統領は「人種差別主義者」であるというレッテル貼りでした。しかし、この企みが表沙汰となってしまったのです。
2019年8月にニューヨーク・タイムズの編集局の幹部らが集まって協議した内容がインターネット上に流れてしまったのです。その協議のポイントは以下のとおりです。
・トランプ大統領辞任を目指すという目標のために「ロシア疑惑」を使った紙面作りをしてきたが効果がなかった
・今後はトランプ大統領が人種差別主義者だという主張を手段としていく方針である
・今後はトランプ大統領が人種差別主義者だという主張を手段としていく方針である
実際にはトランプ大統領は人種差別主義者でもなんでもないというのに、手が詰まったために、ありもしない新たなレッテルを作り出したのです。
そして、この協議内容が表に出てしまい、ニューヨーク・タイムズはもはや新聞というよりも政治活動紙ではないかという批判にさらされることになりました。
忘れた頃にチャンス到来
当然のところ、新たなレッテル貼りは効果を発揮してきませんでしたが、コロナ騒動で人々の不満が高まっている中、突如として再起のチャンスがやってきました。
2020年5月、白人警官が黒人の容疑者の首を絞め続け、殺害してしまったのです。これを発端にアメリカ全土各地で人種差別に対する抗議運動、そして抗議運動の名を借りた暴動、略奪が起こったのです。
これに対し、トランプ大統領は暴動鎮圧のために、軍隊の投入も辞さない考えを述べました。当然です、治安は守られなければなりません。
しかし、人種差別主義者というレッテル貼りがゾンビのように蘇生して、批判の勢いを増し、トランプ大統領の支持率は低下したのです。人々がメディアの露骨な情報操作に踊らされるのは洋の東西を問わないようです。
感想
それにしても、マスメディアは真実(何が真実かは非常にむずかしいが)を報道するのが使命であり、政治活動団体ではないはずです。
しかし、大手メディアは明らかにある種の目的をもって偏向報道を繰り返しています。そして、メディアは結局は「金」で動く世界なのです。中立報道などと言われても虚しく響くのは日本人だけではなさそうです。
ところで、日本における新聞の寿命はせいぜいあと20年と見ます。それを裏付けるのは以下のグラフです。

(出所:社会実情データ図録)
年を追うごとに若年層の新聞購読率は下がっており、今、新聞が生き残っているのは60歳以上の読者がいるからです。
20年経てばコアな読者層は亡くなっていきますので、新聞はひたすら縮小均衡し、紙メディアとしては無くなることになるはずです。
朝日新聞の発行部数は全盛期の半分程度になっている模様です。そして、これが持ち直すことはもはや無いと断言できるでしょう。
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