マザーズ活況も小休止。NM倍率から見るマザーズ市場

チャート



日経平均が小康状態を続ける中、IT企業を中心とした東証マザーズ市場が絶好調でした。

なにしろ、指数はコロナ騒動前を上回り、まるでコロナウイルスが味方となっているかのようだったのです。しかし、マザーズ市場にも息切れ感が出てきました。

今後をどのように考えればよいのでしょうか。



マザーズ市場もさすがに一服


ここ最近絶好調だったマザーズ市場の活況もさすがに落ち着き、いったん天井をつけた気配が漂っています。

それにしてもマザーズ市場の好調の要因はいったいなぜだったのでしょうか?個人的な推察として、3つの要因が考えられます。

1.アメリカ、NASDAQ市場が堅調だったこと
2.コロナ騒動による新しい生活様式がIT企業と親和性が高いこと
3. 値動きが軽いため、大型株の値動きの鈍さに業を煮やした個人投資家がマザーズ銘柄を手掛けたこと

です。

NYダウとNASDAQの値動きを比較


以下はここ数年のNYダウの値動きです。

20201025NY.jpg

概ね右肩上がりを続けています。しかし、現状(2020年10月下旬)、コロナ騒動前の水準を超えるまでには戻っていません。

一方、以下はアメリカNASDAQの値動きです。

20201025NASDAQ.jpg

特徴的なのはコロナ騒動後の一時の下げからの急上昇です。株価はコロナ騒動前を大きく上回っています。新興IT先進企業が手掛ける事業はウイルスの脅威に強いということなのだろうと思います。

日本市場の動きはどうか


日本市場の動きはどうでしょうか。以下は2006年を100とした比較的長いスパンでの日経平均と東証マザーズ指数の値動きを比較したものです。

20201025225M.jpg

コロナ騒動前後の値動きはアメリカと同様にマザーズが好パフォーマンスを上げています。(一番右のあたり)

しかし、長い目で見るとマザーズの戻りが行き過ぎているようにも思えません。とにかくマザーズはリーマンショック時に大きく下がり過ぎました。

そして、日経平均はリーマンショック前の高値を抜いているのに、マザーズは抜いていません。

リーマンショック前の日経平均が安すぎたのか、それともマザーズが買われ過ぎていたのか、正確なところは不明であり、100%正しい答えなど出せません。

NM倍率で観察


今度は、NM倍率(※)で見てみましょう。以下は2006年以降のNM倍率の推移です。

20201025NM.jpg

ここ最近のNM倍率は、マザーズ市場が割高となってきていることを示していますが、過去の水準からすると限界水準までに割高となっているとも思えません。

2020年9月末でNM倍率は18.9倍程度となっていますが、過去の経験則(勘)から考えると概ね15倍程度が限界と見ます。

2020年10月23日のマザーズ指数は1,247ポイントとなっており、日経平均が現在の水準を保つと仮定すれば、マザーズは1,500ポイントくらいが天井ではなかろうかと推測します。

(※)NM倍率
日経平均を東証マザーズ指数で割って求めた倍率。数値が大きければ日経平均が割高、数値が小さければマザーズが割高であると考えられる。


結論


ここ最近のマザーズの押し目は慎重かつ積極的に拾っていく局面であるというのが個人的には正解に思えます。

高くなったら割安感がなくなり恐くて買えない、安くなったらもっと安くなるのではと考えて恐くて買えない、というのが人の心理。

しかし、そんな心理状態では相場では勝てないと自戒するのであります。ここは目をつけていた銘柄があれば拾っていくタイミングだと考えるのであります。

投資は自己責任で~。

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