ウイグル人弾圧。そして行われた究極の嫌がらせ

収容所

しばらく前、チベットに対する中国の侵略と弾圧について記しました。そして中国の侵略は、チベットに留まりません。

ご存じの方も多いかと思いますが、東トルキスタン共和国です。いまは侵略されて新彊ウイグル自治区と呼ばれています。(便宜上、ウイグルと呼ぶこととします。)



ウイグルの成り立ち


ウイグルはイスラム教徒から成り立つ国家です。しかし、第二次大戦後、中国共産党に侵略され、占領されてしまいました。

以下がウイグルの場所となります。

20201024china.jpg

中国は多民族からなる国です。

以下をご覧いただければわかるように、中国には多くの少数民族が存在するのです。

20201027minzoku.jpg

(出所:社会実情データ図録)

最近報道されたとおり、中国はウイグル人が信仰するイスラム教の礼拝堂であるモスクを破壊し続けてきました。文字どおりの宗教弾圧です。

現在、中国支配下のウイグルに1000万人ほどのウイグル人がいると見られているほか、中国からの弾圧を避けて国外へ避難した人がかなりいるとみられています。

中国は9.11のテロの影響を利用し、イスラム教徒であるウイグル人を悪者扱いして弾圧を強めています。反骨分子と見られれば、ある日突然収容所に連れていかれて行方不明になってしまうのです。

そのあたりのことは清水ともみさんが描かれた漫画をご覧いただければ幸いです。

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中国の核実験場に利用される


中国がウイグルで行った非人道的行為として、核実験が挙げられます。

中国は1964年から1996年にかけ、ウイグルで40回以上も核実験を行っているのです。核実験による直接的な原因と核汚染物質という死の灰による間接的な要因で、数十万人単位の人が亡くなったと推計されています。

核実験の究極の目的


なぜ中国はウイグルで核実験を繰り返したのか。もちろん核実験そのものが目的であることは確かですが、ウイグル人を根絶やしにすることもまた目的の一つでした。

ウイグルの若い女性は中国内部に連れていかれ、現地人同士での結婚をさせにくくします。そのうえで、中国内部からウイグルに人を流入させ、民族の血を薄めようという同化政策をとりました。

いわゆる民族浄化、エスニック・クレンジングです。

何があっても独立運動などを起こさせないように、完全に中国と同化させてしまうのが、中国共産党の目的であることは明らかです。

人権を守るべき国連で信じられない出来事


2019年12月、アメリカで信じられないような事件が報じられました。

国連人権高等弁務官事務所に勤めていたエマ・ライリー氏は上司から、中国の反体制派の名簿を中国政府に渡すよう命じられたといいます。

そんなことをしたらどうなるか誰でもわかるでしょう。ライリー氏は抗議し、上司の上席に報告したところ、その答えは、昇進したければ上司に従えというものでした。

ライリー氏は国連内の裁判にも訴えましたが無視されてしまいました。それが明るみに出たのです。本来、人権を守るべき国連がこうなのですから世も末です。

最後に


それにしてもこのような民族虐待が現代でも、今なお続いていることは驚きであり怒りを禁じえません。なんとかウイグル人はウイグル人らしく生きてもらいたい。

日本がかの国に侵略されたら同じことをされることは間違いありません。そして今、世界はその分水嶺に立たされています。

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