日経平均とマザーズ、日経平均の2020年11月は異様な動き

迷路



日経平均が想像以上に強い。この相場に頭が混乱している投資家も多いのではなかろうか。

コロナ、コロナと騒いでいるのに日経平均はバブル崩壊後の高値を更新。脳みそに不協和音が聞こえてきそうなのであります。



日経平均とマザーズ指数の動き


以下はここ1年の日経平均とマザーズ指数の値動きです。

●日経平均(過去1年)
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●東証マザーズ指数(過去1年)
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ともにコロナ騒動前の株価を上回っているとはいえ、マザーズの上げが日経平均の上げを大きく上回っています。

驚くのは11月に入ってからの値動きです。

●日経平均(過去3か月)
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●東証マザーズ指数(過去3か月)
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日経平均の上げが凄まじい。一方、マザーズはほとんど横ばいです。

いったい11月に入って何があったのでしょうか。

日経平均11月急騰の要因


11月に日経平均が急騰した要因は2つ考えられます。

1.新型コロナに対するワクチン開発の進展
2. 金融緩和でだぶついた資金の株式買い


ワクチンの開発が急速に進み、コロナ騒動の終息に明るい兆しが差し込んできた中で、世界的な金融緩和によりだぶついた資金が一気に株式市場に流れ込んだと考えられます。

アメリカでは金融緩和により、マネーストックがこの1年で約400兆円増えています。行き場を失ったマネーがワクチン開発の進展を呼び水とし、一気に株価を引き上げました。

この傾向は世界的なものであり、アメリカや日本に限ったことではありません。

東証一部とマザーズの売買代金推移を比較


以下は、東証一部とマザーズの売買代金の推移を比較したものです。

●東証一部
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●マザーズ
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ここ1年、マザーズが出来高をともなって上昇しているのに対し、東証一部はそうでもありません。

松井証券の11月の売買代金動向を見るとさすがに11月は東証一部もそこそこ増えていると思われますが、それほどでもないようです。一方で大きく増えているのが日経平均先物の売買代金です。

11月の日経平均の上昇は先物主導である可能性が高い。弱気筋が、売っていた日経平均先物を思わぬ上昇で慌てて買戻しているものと推測します。

先物が上がれば裁定が働くので、現物もつられて上がる。問題は買戻しが終わった後どうなるかでしょう。

最後に


それにしても首をかしげる相場展開が続き、サラリーマン投資家としてはじっくりと考える暇もなく、頭が混乱するばかり。

しかし、こんな相場がいつまでも続くとはとても思えない。とにかく今は持株を売り切ることなく、売り上がっていくのみであろうと腹をくくるのであります。

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