うつ病と株価の相関関係について

うつ病が世界的に増加しています。
うつ病は深刻な病であり、その経済的損失は甚大なものとなります。当然、株価ともなにかしらの相関があると思われます。
世界のうつ病患者数
WHOの推計では世界で3億人以上の人がうつ病ではないかとの試算が出ています。
ちなみに日本では500万人以上と推計されております。実際に病院に通っている人が100万人くらいだそうですので、病院に通っていない潜在的な患者数をプラスして推計しています。
うつ病患者の増加要因
うつ病増加の要因はさまざま考えられます。製薬会社が高いコストで開発した薬をどんどん販売して儲けるためにうつ病をより大衆化しているという側面も否定できません。「うつ病は心の風邪」などというキャッチフレーズがいい例です。
もちろんうつ病になれば病院にかかり、適切な薬をもらって治療したほうが良いことは言うまでもありません。
しかし、うつ病患者増加の一番の要因は格差の拡大だと思われます。不平等と言い換えることもできます。
うつ病が存在しない村
以前、NHKスペシャルで、うつ病のない村を紹介していました。そこではすべてが平等なのです。獲った獲物は皆に平等に分配されます。腹いっぱい食べることができるときも飢えるときも皆平等なのです。格差のない平等社会ではうつ病は発生しないというのです。
一方、資本主義世界においては人間(労働者)も機械のようにコスト計算され、持てる者と持たざる者、使う者と使われる者がくっきりと分かれ、その溝は深まるばかりです。その結果、うつ病が増加しているものと考えられます。
格差拡大が株価上昇の源泉?
皮肉なことに格差が広がりうつ病患者が増えるということは、会社がその利潤をむさぼることになり、その結果株価は上昇すると考えられます。
アメリカの株価推移を見ても格差が広がった1980年以降に株価は上昇を続けています。
株式を買っておくことは、ある種うつ病への保険となることになります。遺伝的要素によりその確率は個々人により相違すると思いますがうつ病は脳の病変であり、誰にもその発症の危険性があります。
うつ病患者が増える=株価が上がる
うつ病患者が減る=株価が下がる
うつ病患者が減る=株価が下がる
という相関関係があると思うのです。
格差が縮小して、うつ病患者が減り、株価もバランス良く上昇するような世界。そのような世界が理想ですが、今はその逆に進んでいるようですから、保険のためにある程度の株式資産を保有しておく必要がありそうです。
【関連記事】
アメリカン資本主義の実態
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