超危険!もはやプライバシー無しの位置情報共有アプリ

地図



あなたがどこにいるか常に監視されている。そんなことも可能となるのが位置情報を他人と共有するアプリです。

便利な反面、悪用される可能性も高く、極めて危険なアプリといわざるを得ません。



位置情報共有アプリとは


スマートフォンが自動車のナビ替わりになることからも明らかなように、スマホはその位置情報を常に認識しています。

この機能を利用して開発されているのが、家族や友達と自分の居場所を共有することができる位置情報共有アプリといわれるものです。

アプリをお互いにダウンロードし、友達として承認すれば自分の位置情報が相手に公開されるのです。

要するにリアルタイムで誰がどこにいるかを他人が把握できるのです。これって、便利ではあるけれど、なにか不気味と感じるのは私だけではないはずです。

アプリの本来の目的


小さな自分の子どもがどこにいるのか?
待ち合わせしている友達が今どこまで来ているのか?

などを知ることができるのはとても便利です。

アプリ開発者も本来はそのような使用目的で開発を進めているのでしょう。赤の他人と位置情報を共有することなど想定外なのかもしれません。

しかし、便利すぎるがゆえに、開発者の意図とは違う使用目的で悪用されるケースが多発してきています。

具体的な悪用例


安易に友達承認するとそれほど親しくもない人にも自分の居場所が筒抜けとなります。また、どこの学校やどの会社に行っているかもすぐに把握されるはずです。

自宅がどこであるかも完全に把握されてしまうでしょう。現に、友達承認した知り合いが自宅に押し掛けてきたといった被害が報告されています。

常に居場所が把握されるため、ストーカー被害に遭うといったケースも増えています。

メジャーなSNSでも導入済。さて対策は・・・


GAFAの一角である世界的IT企業、フェイスブックでも位置情報共有機能が装備されました。

WEBで、位置情報共有アプリと検索すれば、どれにするか迷うほどのアプリが出てきます。

恐いのは、知らぬ間に第三者に位置情報が洩れていないかという点ですが、こんなことは素人にはわかりようがありません。自分の身は自分で守るしかありません。スマホの設定をよく確認しておく必要があります。

スマホの設定画面でで位置情報サービスを確認するとインストールされているアプリが一覧表示されるので、使用したくないアプリについては位置情報サービスをオフにすることで、SNSなどのサービスに共有されることを防ぐことができます。

どうしても心配であれば位置情報サービスそのものをオフにしてしまえば万全です。必要なときだけオンにすれば十分なのですから。

最後に


北朝鮮の指導者、金正恩氏の側近が使っていたスマホの中からGPS信号が発信されていることがわかり、その側近が処刑されたといいます。

今どこにいるのかピンポイントで把握されれば、暗殺される可能性は極度に高まりますから相当な恐怖心を抱いていることがわかります。

一庶民は暗殺されるほどの心配はしなくてもいいだけ気楽であるとはいうものの、自分の行動履歴が筒抜けになってしまうようなアプリは個人的には絶対に使用したくないのであります。

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