テンバガーとなるために必要な最低条件

探偵



株式投資の手法は人それぞれですが、個人的には成長株に投資して、企業の成長とともに株価の上昇という恩恵を受ける成長株投資が好みです。

よくテンバガーなどといいますが、まさにそういった投資手法です。長期成長株投資と単純に言い換えることもできるでしょう。



テンバガー銘柄の特徴を探る


さて、成長企業はテンバガー(※)となっているのか、テンバガーを達成している銘柄の業績推移を確認し、その実態を確かめてみたいと思った次第です。

今後のテンバガー発掘のためには過去から学べというわけなのです。今回は売上高と営業利益の推移に注目しています。

※テンバガー
株式投資で10倍以上の株価に大化けすること、またはその銘柄のことをいいます。元々は野球用語で、1試合で10塁打と驚異的な数字をあげることを意味し、それが転じて、株式用語として使われるようになりました。テンバガーを株式用語として広めたのは、アメリカの投資家ピーター・リンチ氏です。マゼラン・ファンドの資産を13年間で1,000倍に増やした有名なファンド・マネージャーです。


検証銘柄について


数多くの銘柄がテンバガーとなっていますが、すべてを検証するわけにもいかないので、テンバガーを達成した銘柄で、現状もその水準を概ね維持している銘柄を調べてみることにしました。

具体的には以下の銘柄たちです。

エスプール(2471)
MonotaRO(3064)
レーザーテック(6920)
ディップ(2379)
トリケミカル研究所(4369)
GMOペイメントゲートウェイ(3769)
アイ・アールジャパンホールディングス(6035)
神戸物産(3038)
インフォマート(2492)
ジャストシステム(4686)


検証


●エスプール(2471)
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●MonotaRO(3064)
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●レーザーテック(6920)
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●ディップ(2379)
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●トリケミカル研究所(4369)
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●GMOペイメントゲートウェイ(3769)
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●アイ・アールジャパンホールディングス(6035)
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●神戸物産(3038)
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●インフォマート(2492)
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●ジャストシステム(4686)
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考察


概ね予想はしていたものの、どこもやはり高い成長をしています。

理想的なのは売上と営業利益がともに伸びて、しかも営業利益率の伸びのほうが高いことです。

しかし、営業利益率をずっと伸ばし続けることは不可能でしょうから、少なくとも売上が伸び続けることは最低条件だといえると思います。

最後に


テンバガーとなるには以下の条件を満たす必要があるというのが個人的見解です。

・売上か、営業利益が伸び続けていること。両方伸び続けているのが理想的だが、少なくともどちらかは伸びていること

です。

今後、来年にかけて株価の調整もありそうです。しかし、下げたときに上記の条件を満たす銘柄を安値で拾っておけば再びチャンスもめぐってくるというものです。

そのときのために仕込銘柄候補を探しておかねば!と思う今日この頃なのです。

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