もはや日本は先進国とはいえない。このままではじり貧あるのみ

スラム



OECDのデータによれば、2019年、日本の平均賃金はいよいよお隣、韓国にも抜かれました。我が国はバブル崩壊後、デフレのトンネルを突っ走り続けており、このままでは出口は当分見えそうにありません。

もはや日本は先進国と呼ぶにはふさわしくない国に落ちぶれました。



平均賃金の動向


平均賃金は、国民経済計算に基づく総賃金を経済全体の平均従業員数で割って計算します。

以下は2019年のデータです。

20201214OECD.jpg
(出所:OECD)

日本はG7(米、日、独、英、仏、伊、加)の中でもダントツのビりです。韓国にもいよいよ抜かれるという低迷ぶりを発揮しています。

失業率の動向


韓国は失業率が高くて働いている人が少ないのではないか?などと勘違いしてはいけません。

以下は失業率の推移です。

20201214situgyo.jpg
(出所:社会実情データ図録)

日本とたいして変わりません。

購買力平価から見る実態


日本はデフレで物価が安くて実質的には豊かな生活をしているかと思いきや、購買力平価で見ても堂々と韓国に負けています。

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(出所:世界経済のネタ帳)

それなのに韓国を馬鹿にしたり、悪口ばかり言ってきた(いる)エセ評論家どもの先見性の無さには愕然とします。もはや負け犬の遠吠えにしか聞こえません。

中国の犬と化した日本は韓国にも豊かさで負け、アジアの二等国に成り下がりました。このままでは二等国の維持すら危うい。

なぜこんなことに?


このような事態を招いた戦犯はいったい誰なのか?

幾人も思い当たります。まずは故橋本龍太郎氏。今日のデフレのきっかけを作った張本人です。消費税を3%から5%に上げ、緊縮財政路線を突き進みました。

挙句の果てに、巨大金融機関が相次いで倒産。日本を大混乱に貶めた張本人です。

思いつくままに挙げていきます。小泉政権下の竹中平蔵氏もA級戦犯です。プライマリーバランス黒字化などという無茶苦茶な目標を掲げて、日本の成長の邪魔ばかりしてきました。それなのにいまだに堂々とのさばっているのですから驚きです。

日銀総裁も、民主党も・・・


日本銀行の前総裁の白川氏などは無能極まりない中央銀行総裁でした。

リーマンショックで各国が莫大な金融緩和をしているのに、日本はろくに緩和しなかったために相対的に円が強くなり、極端な円高が進みました。

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(出所:社会実情データ図録)

なんと1ドル76円台まで進んだのです。しかしそれも放置プレー。所詮他人事といったところでしょうか。

しかたなく企業は海外へ移転し、日本の産業空洞化が進んだのです。最悪極まる日銀総裁でした。

悪夢の民主党政権も断罪されるべきです。事業仕分けなどというポピュリズム丸出しの魔女狩りを行いました。

蓮舫氏、野田元首相などは代表的なA級戦犯です。今なお政治家をやっていることが信じられません。早く辞めてもらいたいし、是非とも次の選挙では落選を願いたい。

期待外れの安倍元首相


さらにその後を継いだ安倍元首相も役立たずでした。二度も消費税を上げて、財政支出を減らすという愚行。

アベノミクスなどというもっともらしいネーミングで経済政策を進めましたが、唯一の頼りは黒田バズーカによる異次元金融緩和だけでした。

憲法改正も結局できずじまい。いったい8年近くも何をしていたのか?まったくの有言不実行でした。 

最悪なのは・・・


そしてなんといっても財務省とマスコミです。ここ最近、多額の財政出動で財政規律が心配だとかいう報道が、古紙にしかならないような日本経済新聞などといった新聞にやけに報道されます。

インフレどころか今だデフレで、自殺者が増加している今、巨額の財政支出が必要なのは明らかです。やらなければ人が死んでいくのですから。

しかしその足を引っ張るのがマスコミです。そして、財務省が裏で糸を引いているのはまず間違いないと推測します。

また、専門家の言うことを右から左に受け流すだけの池上彰氏も戦犯の一人でしょう。まともな知識もなく、間違った専門家の意見を検証する能力は彼にはありません。

最後に


A級戦犯の竹中平蔵氏は最近、改心したのか、自らの誤りを認めました。財政均衡論は誤りだったとテレビで発言したのです。これに焦った財務省がやっきになって火消しに走っているのが今の構図なのです。

しかし、この火を消したら、ますます日本は貧しくなり、中国に乗っ取られていくことはもはや明らかとなりつつあります。間違っても腐ったテレビや新聞の報道、野党の的外れな批判などに踊らされてはならないと心に誓うのであります。

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