ペアトレードは損もしないが得もしないことを再確認


2020年11月17日、NT倍率が異様に高くなっていたことからいずれそれは是正されると考え、楽天225ダブルベア(1459)とTOPIXレバレッジダブル(1568)を同時に買ったのです。
日経平均がTOPIXに比べて相対的に下落すれば、相場の上げ下げに関係なく利益を得られると踏んだのです。
そして約1か月が経過した2020年12月22日、当初の計画どおり、その買戻しを行ったのですが・・・。
買付時の状況
ブルとべアと同金額程度にする必要があり、2020年11月17日に以下の取引を成行で行いました。
・楽天225ダブルベア 2,204円 85株買い
・TOPIXレバレッジダブル 19,050円 10株買い
売買手数料は抜きにしてその後の損益状況をまとめてみました。
時系列の記録
以下はペアトレード開始後のそれぞれの銘柄の損益と、それを通算した合算損益を表しています。
金額がせこいと言うなかれ!モノは試しでやってみたのですから(汗)・・・。

それにしてもよりによって損益を確定した12月22日で見事に赤字転落(涙)・・・。自らの相場勘の無さに悲観にくれるのであります。
たとえ550円とはいえ負けたときの精神的打撃はあるのでした。
なにせ550円あれば松屋の定食くらい食べられるのですから(無理かも)。牛丼の大盛くらいなら確実にいけるはずです。
NT倍率は異様な右肩上がり
2020年11月末までのNT倍率をまとめてみました。それにしても過去に例がないほどの水準にまで上がってきています。いったいこれは何を示唆しているのでしょうか?

さらに2020年12月22日現在では15倍を超えてきています。
今の相場は明らかに日経平均主導で買い上がっていることがわかります。時価総額の小さな銘柄には目もくれないのか、日銀のETF買いを当てにした動きなのか?はっきりしたことはわかりません。
ペアトレードしてわかったこと
それにしても売りと買いを組み合わせた取引手法、すなわりローリスクな取引ではローリターンしか得られないということを再確認しました。(実際にはローリスク・ローロス(悲))
こんな取引を投資信託がやっていたら儲かるわけがないとあらためて確信しました。何しろコストは容赦なくかかりますし・・・。現に昔、ロングショート戦略の投資信託買いましたが、まったく期待外れだったことを思い出します。
このような取引手法で儲けられるのは、よほどの天才トレーダーに限られると思います。
とはいえ、あきらめません。また、チャンスを見てチャレンジします。きっと、たぶん、もしかして・・・。チリも積もればゴミとなる、いや山となる。
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