ひふみ投信の運用報告書(2020年9月期)から勝手に今後の相場を読む

運用上手な投信会社といって思い浮かぶのはレオス・キャピタルワークス。ひふみ投信が有名です。
ひふみ投信は設定後12年ほど経過し、基準価額は6倍以上に上昇しています。
100万円が12年で600万円になろうっていうのですから、単純にすごいと思います。さて、そのひふみ投信がどんな銘柄で運用しているのか。最新の運用報告書をもとにひも解いてみました。
ひふみ投信の強みは・・・
ひふみ投信の強みはなんといってもその調査能力だといえます。12名のファンドマネ―ジャーとアナリスト、エコノミストから成るチームが成長企業を発掘しています。
ひふみ投信は投資においては、タイミングよりも経営者の質と株式の価値に重きを置いており、いわゆるファンダメンタル重視といってよいでしょう。
基本的には会社訪問による調査分析を行いますが、コロナ騒動の影響で今はそれもままなりません。代わりにビデオ会議などでカバーしている模様です。
組入銘柄の変化を見る
ひふみ投信は外国株にも投資を行っていますが、組入銘柄の8割以上は日本株です。
私自身、外国の会社のことはよくわかりませんので、日本株に焦点を当てて見てみます。
売り切ってしまった銘柄群
前期末には保有していたのに、当期末にはゼロとなった銘柄で印象的な銘柄を探してみました。
上がり過ぎたとか、今後の成長が期待できなくなったなど、さまざまな理由が考えられますが、なにかしらのヒントにはなるはずです。
・大成建設
・エア・ウォーター
・住友ベークライト
・大塚ホールディングス
・ENEOSホールディングス
・SUMCO
・ダイフク
・パナソニック
・TDK
・ツインバード工業
・ローム
・日本ケミコン
・HOYA
・ブイキューブ
・ガンホー・オンライン・エンターテイメント
・GMOグローバルサイン・ホールディングス
・UUUM
・スクエア・エニックス・ホールディングス
・コナミ・ホールディングス
・メディパルホールディングス
・コスモス薬品
・良品計画
・PPIH
・総合メディカルホールディングス
・ジャパンインベストメントアドバイザー
・ジェイリース
・日本M&Aセンター
・UTグループ
・テラ
・ラウンドワン
・エン・ジャパン
・デザインワン・ジャパン
・リクルート・ホールディングス
・グレイス・テクノロジー
・ナック
・エア・ウォーター
・住友ベークライト
・大塚ホールディングス
・ENEOSホールディングス
・SUMCO
・ダイフク
・パナソニック
・TDK
・ツインバード工業
・ローム
・日本ケミコン
・HOYA
・ブイキューブ
・ガンホー・オンライン・エンターテイメント
・GMOグローバルサイン・ホールディングス
・UUUM
・スクエア・エニックス・ホールディングス
・コナミ・ホールディングス
・メディパルホールディングス
・コスモス薬品
・良品計画
・PPIH
・総合メディカルホールディングス
・ジャパンインベストメントアドバイザー
・ジェイリース
・日本M&Aセンター
・UTグループ
・テラ
・ラウンドワン
・エン・ジャパン
・デザインワン・ジャパン
・リクルート・ホールディングス
・グレイス・テクノロジー
・ナック
など。ダイフクやツインバード工業、ブイキューブ、日本M&Aセンターなどが印象的です。
コロナが追い風となって上がった銘柄の利益確定に動いたものと考えられます。あと、ゲーム株が目立つのもその一環なのでしょう。
新たに登場した銘柄群
上記に対し、2019年9月末にはなかったのに、2020年9月末には登場している銘柄群です。
今後の成長を期待しているはずですから、気になるところです。
・住友電設
・森永乳業
・ニチレイ
・ホギメディカル
・日本ゼオン
・富士フィルムホールディングス
・資生堂
・ヘリオス
・モダリス
・リンナイ
・NITTOKU
・オプトラン
・SMC
・ダイキン工業
・安川電機
・日本電気
・堀場制作所
・キーエンス
・ファナック
・日本エム・ディ・エム
・朝日インテック
・インターネットイニシアティブ
・コムチュア
・Sun Asterisk
・マクアケ
・JMDC
・JTOWER
・ロコガイド
・オービック
・Zホールディングス
・大塚商会
・BuySell Technologies
・カクヤス
・ジョイフル本田
・王将フードサービス
・ティーケービー
・エラン
・ジャパンエレベーターサービスHD
・日本ホスピスホールディングス
・アンビスホールディングス
・フォースタートアップス
・森永乳業
・ニチレイ
・ホギメディカル
・日本ゼオン
・富士フィルムホールディングス
・資生堂
・ヘリオス
・モダリス
・リンナイ
・NITTOKU
・オプトラン
・SMC
・ダイキン工業
・安川電機
・日本電気
・堀場制作所
・キーエンス
・ファナック
・日本エム・ディ・エム
・朝日インテック
・インターネットイニシアティブ
・コムチュア
・Sun Asterisk
・マクアケ
・JMDC
・JTOWER
・ロコガイド
・オービック
・Zホールディングス
・大塚商会
・BuySell Technologies
・カクヤス
・ジョイフル本田
・王将フードサービス
・ティーケービー
・エラン
・ジャパンエレベーターサービスHD
・日本ホスピスホールディングス
・アンビスホールディングス
・フォースタートアップス
など。感覚的ではありますが、テレワーク関連銘柄が目立つといった印象です。
あとはファナックや安川電機などの設備投資関連にも積極投資しています。世界的な半導体需要のひっ迫が追い風となっているようです。業績向上を先取りした動きだと推測できます。
最後に
特にびびっと来る銘柄はございませんでした。残念ながら・・・。全体的に相場が過熱しているせいかもしれません。ひふみ投信の銘柄も全体的にディフェンシブなものが多くなっている印象を受けます。
2021年中には株価が大きく動く場面がありそうなので、危機管理は怠れないのであります。
【関連記事】
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