医師の9割が登録するエムスリーの強み

ただでさえ医療という独自分野で圧倒的強さを誇っていたエムスリー(2413)ですが、コロナ騒動がさらにその追い風となっているようです。
オンライン医療分野で圧倒的地位を築く可能性が出てきました。
エムスリーの強み
エムスリ―の強みは29万人もの医師を会員に抱えていることです。人数よりも驚かさせるのはその比率です。なんと国内の医師の9割が登録しているというのですからビックリです。
エムスリーは医師向けに医薬品や病気に関する情報を提供し、その対価を製薬会社などから得るというビジネスモデルで稼いできました。
そして、このコロナ騒動はさらにエムスリ―のビジネスに追い風を吹かせています。
コロナ禍によるさらなる追い風
製薬会社などの医療情報担当者(MR)が活動しにくくなっています。何しろ相手は病人を抱える病院です。
この最中では実質的に出入り禁止状態が続いています。やむなく製薬会社はオンラインでの営業に切り替えています。
そして、活用されているのがエムスリ―というわけなのです。サイトへのアクセスはコロナ前の1.5倍に増えているといいます。
エムスリ―の株価動向
以下はここ5年のエムスリーの株価チャートです。

2020年春からの爆上げがすごい。時価総額はなんと約6兆8千億円で、東証1部の中でも20位以内に入ります。創業が2000年ですからわずか20年足らずで、日本のトップ企業に上りつめました。
2020年上半期の業績も絶好調で連結売上は前期比22%増の750億円、営業利益は45%増の239億円となりました。通期でプラスとなれば20期連続の増収増益となります。
強者同士の最強タッグ
2020年末、医師向けサービスで圧倒的なシェアを持つエムスリーが、日本のメッセージアプリ市場で圧倒的シェアを持つLINEと提携しオンライン診療サービスを始めました。
LINEは世界での存在感はほとんどありませんが(世界8位)、日本では圧倒的な強さを誇っています。
9割の医師を抱えるエムスリーが8,000万人もの利用者を抱えるLINEと組めば、プラットフォームを押さえたも同然といえます。
今後、オンライン診療はエムスリーとLINEのコンビが業界標準となる可能性が高く、さらなる成長も見込めそうです。
最後に
高い成長力があるだけにPERは非常に高い。
2021年3月期予想で計算すると200倍程度にもなろうかというところ。いかに高い成長が見込めようとも今はちょっと割高感が漂っていると見ざるをえません。
株価の調整を待ってチャンスがあれば仕込みたいといったところです。
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