ビットコイン爆騰!関連銘柄も連れ高でこれからどうなる?

2017年のビットコインバブルは一過性のものであり、やがてチューリップバブル同様、消えてなくなると思っていたらさにあらず。
2019年に再び芽を出したかと思えば、2020年後半には爆上げ、2021年になって、さらにその勢いを増しています。再びバブルは崩壊するのでしょうか?
2020年後半の上昇要因
以下はビットコインのここ数年の値動きです。

それにしても、いったんはしぼみかけたビットコインバブルはなぜ再び蘇ったのでしょうか。
3つの理由が考えられます。
まず2020年5月に、ビットコインを採掘したときにもらえるビットコインの報酬が半減期を迎えたことです。ビットコインの出回る量が減るため、欲しい人が同じだけいれば価格が上がる。コロナ騒動当初のマスクと同じです。
2つめの理由として、大規模な金融緩和によりダブついた資金が投機先を探していることです。
これはまさに昨今の株価上昇と同じ要因です。ビットコインが伝統的な金融資産への投資の代替手段となり、上昇しているものと考えられます。
また、世界各国が通貨を大量に供給している中、物価が上昇すれば現金の価値が目減りする点もビットコインにとって追い風となっています。
3つめの理由として、2017年の高値を更新したことで、戻り売りが出にくくなったことが挙げられます。重しがなくなったことで真空地帯を急速に駆け上がっていると見ることができます。
2021年の爆上げ要因
さらにここ最近の爆上げの要因はなんといってもテスラによるビットコインの買付報道です。
2021年2月8日、テスラは米証券取引委員会(SEC)へ提出した有価証券報告書で、2021年1月から資産運用方法を多様化を表明しました。2020年末に保有していた約194億ドルの現金等のうち、7.7%に当たる15億ドル(約1600億円)相当をビットコインに交換したといいます。
テスラがビットコインを購入したと伝えられた日、ビットコインは前日よりも15%近くも上昇して、史上最高値を付けました。
このテスラの判断が吉と出るか、凶と出るかは後にならなければわかりません。
決済手段にビットコインを認める!?
テスラはなんと販売代金の回収手段にビットコインを認める検討を進めているといいます。
暗号資産が決済手段として一般的になるとは思えませんが、ビットコインバブルで儲けた投資家がそのままテスラの電気自動車を買うということは十分に考えられるシナリオです。
関連銘柄も急騰(マネックスG)
マネックスG(8698)は2018年にコインチェックを買収しています。
コインチェックは過去に仮想通貨の流出事件で特別損失を473億円も計上し、その補償をしながらも倒産することはありませんでした。
なぜならとんでもない金額を稼いでいたからです。2018年3月期における営業利益は実に537億円。営業収益ではありません、営業利益です。それは驚愕の数字でした。
さすがにその後、規制が厳しくなり稼げなくなりましたが、マネックスG入り後の2020年3月期に3億円ほどの営業黒字を達成しているようです。2021年3月期はさらなる大きな飛躍が想定されます。
マネックスGの株価推移
以下はマネックスGの株価の動きです。
●マネックスG(8698)

ビットコインの値動きとほぼ連動しているようです。同じネット証券である松井証券(8628)との値動きを比較すれば、まったく違う動きをしていることがわかります。
●松井証券(8628)

さて、ここからが本題ともいえるのですが、当方ビットコインには興味はありませんが、マネックスG株を保有していたために、結果的にビットコインの値動きの影響を受けることになりました。
ビットコインが今後どうなるかによって、マネックスGの株価が相当左右されるはずです。
ビットコインの値動きなど予測不能なので、途方にくれるのですが、何かヒントはないものか・・・。とっかかりを探していたのです。
半減期の後に価格が上がるという経験則
2020年の半減期を迎えてビットコインは急上昇したわけですが、その前の半減期は2016年。その翌年にビットコインバブルを迎えたわけです。
そう考えれば、今はビットコインバブルであるといえます。よって、もうしばらくすれば落ち着きを取り戻し下落に転じるという予想が成り立ちます。マネックスGの株もボチボチ売り時といえそうです。
しかし、次の半減期が2024年と予想されていますので、2025年あたりに再び火を噴く可能性も十分あります。
4年後の売り物を残しつつ、一部売却するのが現状最も正しいというのが個人的作戦です。
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