バックミラー(チャート)で未来は見えない、を実感させるチャート

ビットコインが超高くなっております。世界的金融緩和がもたらしているバブルであろうとは思いますが、誰がこの高騰を予想できたでしょうか。
そして、ビットコイン関連銘柄の連れ高ぶりもすごい。例えばマネックス証券を抱えるマネックスグループ(8698)です。
ダメ元の売り指値もあっさり売れる
欲の皮を突っ張らせ、高い指値で売りを出していましたが、あっさり売れてさらに高値へ・・・。「悔し~」の小梅太夫状態であります。昨日(2月18日)は1,175円を付けたかと思えば、971円まで下げ、結局995円の88円安。暴騰のあと急反落しています。
それにしてもこのチャートを見て、売り場だと思わない人がいるでしょうか。

まさに棒上げ。
2020年3月の安値からは6倍以上に跳ね上がりました。びっくり!
しかし、違った世界も見えてくる
上記のチャートはここ10年間の値動きを示しています。
しかし、20年間のチャートを見ると違った世界が現れてきます。

確かに棒上げではありますが、押し目を作りながらまだまだ上がっていくようにも見えます。
必ずしも超割高とは思えません。
チャートは見方で大きく変わる
何が言いたいのかといえば、チャートは見る期間によって、その形状が大きく違って見えるということです。
例えば、直近半年の日足は以下のようになります。

チャートは相場の大局を見るのにはふさわしくないようです。
まさに”バックミラーで未来は見えない”のです。
今後の作戦
マネックスGはいったいどこまで上がるのか?それともこのまま下げるのか?予想は難しい。
アナリスト予想では2021年3月期の純利益は50億円ほどで予想PERは約50倍となっています。しかし、この相場であれば、業績が上振れる可能性が高いといえます。
時価総額はこれだけ株価が上がっても2,600億円ほどであり、5,000億円までいっても驚愕するほどではありません。
ここから2倍以上になっても驚きはしないということです。
もはや十分に利は出しました。ここからはさらに欲の皮をパンパンに突っ張らせて、ガチ保有です。上場来高値を抜く2,000円を超えるまでは放置プレーの覚悟なのです。
下がったらそれはそれで仕方がない。
ここからは危険ゾーン
日経平均3万円以上という多くの投資家にとっては未体験ゾーンの株価水準になりました。今の株式市場は順張り投資家でなければついていけない相場になっています。
この相場に乗っかる投資家は潔く損切りができないと痛い目にあうことになりそうです。
ここからは相場から飛び降りることができない投資家は投資をすべきでないと思うのです。
なぜならこの相場を牽引している投資家はプロ中のプロの投資家のはずであり、トレンドが変われば、手のひらを返したかのように損切りして逃げ出すはずだからです。
そしてプロの投資家にとって、カモになるのは一緒に高値を追ってくれる人です。しかし、損切りができない投資家は高値という中州に取り残されるのが目に見えています。
それを裏付けるようにこの高値でも売買代金の盛り上がりには欠けており、少ない投資家が株を吊り上げている構図が見てとれます。
今の相場は地雷源のようなものなので、ほふく前進で進む必要がありそうです。
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