近未来、日本人の多くが飢え死にすると予測する

干ばつ



この1年というもの、ウイルスの影響によりいろいろと考えさせられることが起こりました。

例えば国境。現代社会はグローバリズムが進展し、国境の壁は著しく低くなったかのようでした。しかし、それは虚構であったことがウイルスのおかげであっさりと明るみになってしまいました。



EUにおける国境の復活


EU加盟国の多くはシェンゲン協定により、自由に国境をまたいだ移動ができていました。ところが、新型コロナウイルスの蔓延により国境は復活。

国家間の移動に制限ができました。何かあれば結局のところ国単位で、自国ファーストで守るしかない。他国のことまで構っていられないというのが実際のところです。

マスクを食料と置き換えてみる


コロナ禍で極端なマスク不足に陥ったことは記憶に新しい。

国内での生産量は少なく、海外から輸入をしようとしても、自国の供給が優先されるため輸出は二の次におかれます。結果、いくらお金があってもマスクが買えないという極端なマスク不足、マスクインフレが発生しました。

しかし、マスクならまだいい。マスクしなくても直接的な原因で死ぬことはないからです。

これが食料だったらと思うとぞっとします。世界的な食料不足に陥ったとき、国境の壁は閉ざされ、輸出がストップするのは目に見えています。

日本の食料事情


農林水産省の調査によれば、日本の農業従事者は2016年2月時点で317万人です。そして驚くのはその10年前に比べて208万人も減少しているということです。

また農業従事者のうち、65歳以上の人が占める比率はなんと47%。一般企業ならば退職している人たちが半分を占めているという超高齢化が進んでいます。

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その結果起こっているのは食料自給率の低下です。

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また、農地の面積も右肩下がりで減少しています。

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先進国の中で、食料自給率はダントツの最下位となってしまっています。

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(出所:農林水産省)

日本の食料備蓄状況


日本の食料備蓄状況もお寒い限り、年単位の食料不足にはとても対応できないでしょう。

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(出所:農林水産省)

米100万トンを人口で割れば1人当たり約8キロとなります。日本人1人が1年で消費する米の量は約53キロですから、2か月分もありません。

食料調達の危機


火山の爆発や隕石の落下、太陽活動の変化や地軸の変化、地磁気逆転などによる極端な気候変動や害虫、洪水などによる農業環境の劇的な悪化により、今後、世界で食料不足が発生する可能性は十分考えられます。

その際、日本が食料を調達できなくなることはまず確実です。

お金がないからではありません。食料がないからです。まさにマスクと同じ図式が当てはまります。そして、日本人の多くが飢え死にする可能性は十分にあると考えておかねばならない。

いくらお金があったところで何の意味も持ちません。

江戸時代の飢饉


江戸四大飢饉と呼ばれる飢饉が江戸時代に発生しています。

寛永の大飢饉(1642年-1643年)
全国的な異常気象と虫害により発生。1642年から1643年にかけて餓死者(5万人から10万人程度と推定される)が増大した。

享保の大飢饉(1732年)
冷夏と虫害により発生。100万人近い人が餓死したという説がある。

天明の大飢饉(1782年-1787年)
火山の噴火とエルニーニョ現象により発生。100万人近い人が餓死した可能性がある。

天保の大飢饉(1833年-1839年)
大雨、洪水と冷夏により発生。100万人以上が餓死した可能性がある。

江戸時代の人口は、2~3千万人ほどですから、2、30人に1人が餓死した可能性があるということです。

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(出所:社会実情データ図録)

現代に当てはめれた数百万人規模ということになります。恐ろしい。

最後に


追い詰められたとき、自国を犠牲にしてまで他国を救う国はありません。今回のコロナ禍でそれが再確認されたといっていいでしょう。

グローバリズムに乗せられて、食料安全保障や国防安全保障を他国に委ねるようなことになれば(もはやなっているが)、やがて大きなしっぺ返しがくることは火を見るよりも明らかなことです。

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