第一列島線にはりねずみのようなミサイル網配置で中国を牽制へ

ミサイル



中国が原子力空母を作るのだとか。ロシアから中古の空母を買って、修復したときから、この流れは既定路線だったといえます。

中国は海軍力を極度に増強しており、太平洋をわが物にしようとしていることは明らかです。暴走列車と同じです。

このまま放っておけば台湾も日本も中国に飲み込まれてしまうことでしょう。なんとしてもそれだけは避けなければなりません。



中国海軍の野望


中国はここ10年あまりで海軍力を大幅に増強させており、もはや米軍をも凌駕するかの勢いです。

さすがにアメリカの空母打撃軍のような強力な戦力はありませんが、それをも徐々に手に入れようとしています。

その1つが原子力空母の開発です。中国は完全にアメリカをライバル視して追い着き、追い越そうとしており、西側諸国に属する日本にとって、その結果は死活問題です。

中国海軍は太平洋において、以下の第三列島線まで支配下に置こうとしていると考えられます。

20210315rettou.jpg
(出所:海上自衛隊)

もしそんなことになったら、日本は完全に中国の属国となります。

日本人が中国人の手下のように働かさせる。そして、逆らえば収容所送りといった悪夢が起こりかねません。

現に今現在でも、ウイグルでそのようなことが行われていることは明らかであり、世界各国は中国をジェノサイド(※)国家として認定しています。

日本政府は腰抜けでできませんが・・・。

(※)ジェノサイド
ジェノサイド条約第2条によれば、国民的、人種的、民族的、宗教的な集団の全部または一部を破壊する意図をもって行われる行為のこと。集団虐殺。


第一列島線にミサイル配備予定


アメリカ政府、議会はインド・太平洋地域で中国の暴走を食い止めるため、今後6年間で約3兆円の予算をつぎ込む案を検討しています。

沖縄からフィリピンをを結ぶ、第一列島線に対中国向けのミサイル網を構築する予定です。

以下の薄い緑色が第一列島線です。

20210315rettou2.jpg
(出所:海上自衛隊)

ミサイル網構築の目的は、中国軍が太平洋に打って出ることを抑止するためです。

中国海軍もミサイルが叩き込まれるとわかっていれば、そう簡単に第一列島線を越えて勢力を拡大させることはできません。

アメリカ軍が配備する予定なのはあくまで通常のミサイルであり、核ミサイルではありません。アメリカも中国と核戦争をする気はさらさらないことがわかります。

ところで、核兵器こそが大国同士の戦争を抑止する平和の装置です。だから核廃絶などというきれいごとはまったくのお花畑の空想であり、そんなことは実現するはずもなく、実現させてもなりません。

現状はお寒い限り


ここまではなかなか威勢のいい話ですが、現状はお寒い限りなのです。

中国は第二列島線まで飛ばすことができるミサイルを1250基以上保有しているのに対し、アメリカは第二列島線から中国に届くミサイルはゼロ。

現状のミサイル戦力は中国が圧倒的に上なのです。

この計画が軌道に乗って始めて、アメリカが優位に立てるかもしれないというのが実態です。日本も協力して早くミサイル網を整備してもらいたい。

できれば日本も核抑止力を持つべきですが、世論がそれを許さないでしょう。敗戦国の悲しさです。

(投票所)日本は核武装すべきだと思いますか?

話変わって楽天の増資


話は全く変わりますが、楽天(4755)が大規模な第三者割当増資をするとのことで、株価も堅調です。

なにしろ携帯電話の基地局にお金がかかりすぎる。日本郵政と組めば、全国津々浦々の郵便局で携帯電話申込の受付もできるということで、契約者の激増も期待できます。

しかし、憂うのは中国、テンセントの子会社からも600億円以上出資を受けることです。

テンセントはアメリカ政府から、国民の個人情報が収集される国家安全保障上のリスクを理由に取引を禁止されているのです。

なぜ、そんな企業から出資を受ける必要があったのか?

楽天は金儲けのためには魂までも売ってしまう売国奴企業ではないかと思うとやるせない思いです。

くれぐれも会社を乗っ取られないようにしてもらいたい。

最後に


今後数十年、世界は中国という全体主義の独裁体制で非人道的なジェノサイド国家に振り回されることは間違いありません。

もはや中国は巨大化し、アメリカ一国だけでは手に負えない化け物と化しました。アメリカ、インド、日本、オーストラリア、台湾、イギリス、フランスなどで対中包囲網を作って弱体化させるほかない。

しかし、日本の危機感の薄さを楽天の動きが象徴しているようです。

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