日本人は既に韓国人よりも実質的に貧しい

国によって物価が違うのは当たり前。よく言われるのは「ビッグマック指数」です。ビッグマックを各国でいくらで買えるのか?
同じビッグマックでも価格が違うのは国により物価が違うからです。
A国でビッグマックが5ドルで買え、B国では3ドルで買えるとしたら、同じ5ドルを持っていたとしてもB国の国民のほうが豊かな暮らしができるというわけです。
目次
購買力平価から見たGDP
日本VS中国(購買力平価GDP/人口)
日本VSアメリカ(購買力平価GDP/人口)
日本VSドイツ(購買力平価GDP/人口)
日本VS韓国(購買力平価GDP/人口)
(参考)世界のビッグマック価格ランキング
購買力平価から見たGDP
日本VS中国(購買力平価GDP/人口)
日本VSアメリカ(購買力平価GDP/人口)
日本VSドイツ(購買力平価GDP/人口)
日本VS韓国(購買力平価GDP/人口)
(参考)世界のビッグマック価格ランキング
購買力平価から見たGDP
アメリカの名目GDPが2028年に中国に抜かれると試算されています。

しかしながら、購買力平価(※)でみたGDPでは既に中国はアメリカを抜き去っています。

物価が安いだけで、実質的な経済規模は中国のほうがアメリカよりも大きいということです。
(※)購買力平価
一物一価の法則が成り立つと仮定し、商品価格をアメリカドルで換算して算出する。一物一価が成り立てば、国内でも海外でも、同じ商品の価格は同じ価格で取引されるので、2国間の為替相場は2国間で同じ価格となるように動いて均衡する。この均衡した為替相場を指して購買力平価という。
一物一価の法則が成り立つと仮定し、商品価格をアメリカドルで換算して算出する。一物一価が成り立てば、国内でも海外でも、同じ商品の価格は同じ価格で取引されるので、2国間の為替相場は2国間で同じ価格となるように動いて均衡する。この均衡した為替相場を指して購買力平価という。
日本VS中国(購買力平価GDP/人口)

さすがに1人当たりにすればまだ日本人のほうが豊かであるといえます。
しかし、中国は貧富の差が激しい。1億人の富裕層と12億人の貧困層に分断されており、1億人は多くの日本人よりも豊かな暮らしをしていると考えてよいでしょう。
それにしても富裕層が1億人ですからたまげます。
日本VSアメリカ(購買力平価GDP/人口)

さすがはアメリカ。一貫して日本を上回っています。日本のバブル期ですら、アメリカにはかないませんでした。なにしろ当時、日本の物価は高かった。
日本がデフレに陥った1997年以降、その差は広がる一方です。
日本VSドイツ(購買力平価GDP/人口)

バブル期にはドイツを抜きそうになりましたが結局バブル崩壊によりとん挫しました。やはり1997年以降、差が広がっています。
日本VS韓国(購買力平価GDP/人口)

1990年頃にはダブルスコアで日本が豊かでしたが、なんと2017年には一気に抜かれて、その差は広がるばかり。
もはや日本はアジアの雄とはいえない発展途上国になりつつあります。いや、発展途上というよりも後進国がふさわしい。悲しい話です。
(参考)世界のビッグマック価格ランキング

ビッグマック価格を見る限り、購買力平価のみならず、名目でも日本のほうが物価が安い。
ということは今後、名目でも抜かれる可能性は高いと考えられます。それにしても多くの発展途上国よりも日本の物価は安いことに驚かざるをえません。
(データ出所:世界経済のネタ帳)
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