日本株を見限り海外株式を買う若年投資家

取引所



コロナ騒動がかえって株高を招くという皮肉な結果となった2020年後半から2021年。

株高は世界的な流れであり、日本も今回ばかりは蚊帳の外とはなりませんでしたが、日本の若い投資家は日本株を見限り、海外へ目を向けているようです。

自国の若者に見限られる国って・・・。政府の愚策にいよいよあきれ果てたといったところでしょうか。



個人投資家は日本株離れ


これだけ株が上がっているというのに、個人投資家の日本株離れが進んでいるといいます。

主な売り手は投資信託ですが、現物株でも大幅な売り越しとなっています。

投資信託にいたっては比較可能な1983年以降で最大の売り越し額となっており、株高これ幸いとばかりに塩漬けとなっていた投資信託を売却する流れとなっています。

若者の日本株パッシングは当たり前


塩漬け投信を保有していたのは高齢の投資家となるわけですが、若者も日本株の投資信託を買っているわけではありません。

もはやネットで海外の株式を手軽に買える時代です。

若者はより高い成長が期待できる海外の株式や投資信託に投資し、日本株や日本株で運用する投資信託にはそっぽを向いています。

その証拠に日本株の投資信託が昨今、売り越し基調であるにもかかわらず、海外株を組み込んだ投資信託は2021年3月まで9か月連続の買い越しとなっています。

日本株が世界市場に占める比率も随分と低下しました。

以下は2021年2月末の世界の株式市場の時価総額を国別に示しています。

20210410jikasougaku.jpg
(データ出所:ブルームバーグ)

バブル期が異常であったとはいえ、日本株の時価総額は当時、世界の4割を占めていたのです。それが今や6%・・・。

実態経済での存在感も着実に減少することが予想されています。以下は世界のGDPに占める日本の比率の推移(予測含む)です。

20210410GDP.jpg
(出所:内閣府)

10年後には日本はアジア諸国のその他大勢の一つになっているということです。

若者が日本株を敬遠するのは極めて合理的で賢明な行動といえます。

ではなぜ日本株も上がる?


ではなぜ日本株が3万円前後にまで上がったのか?

その買い手はいったい誰なのでしょうか。2020年度の日本株の最大の買い手はなんと日本銀行。そして、海外の投資家です。

日本人投資家はデフレマインドがすっかりしみ込んでおり、日本はもはや成長しないと思い込んでいると推測できます。

その原因を作ったのはやはり政府、とりわけ財務省だといわざるを得ない。彼らは着実に日本を貧困化させているのですからその罪は甚大です。

大手ネット証券の外国株取扱動向


大手ネット証券で海外株式を変える証券会社を調べてみました。(2021年4月10日現在)

〇SBI証券

さすがにネット証券No1。あらゆる国の株式が売買できます。

ちなみに米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアとなっています。

〇楽天証券

最近、ポイント投資で着実に若者の心をとらえている楽天証券はどうか。

米国、中国、シンガポール、タイ、インドネシアの株が売買できるようです。

〇マネックス証券

ビットコインを手掛けるコインチェックを買収したマネックス証券。このところ株価も堅調です。

しかし、外国株は米国と中国のみ。少々さみしい感じです。

〇松井証券

外国株式の取扱いはないようです。残念。松井証券はやることが少々遅いようです。

〇auカブコム証券

こちらも外国株の取扱いはないようです。外国株の取扱いの有無がネット証券のシェアの明暗を分けた側面もあると感じます。

〇GMOクリック証券

こちらも外国株の取扱いはないようです。FXに力を入れている印象。外国株を扱っていないとはいえ、後発組としてはよく健闘しています。

最後に


それにしても日本の若者に買われない日本株ってどうなの~?って感じです。

今の世の中は情報も金も世界を一瞬で飛び回る。日本企業が活躍できる素地を日本政府はきちんと整えてもらいたいと願うばかりです。

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