超節約術。MVNO(格安SIM)がさらに格安になって、もはやタダ同然

スマホ



菅政権が携帯電話会社へかけた値下げプレッシャーは想像以上に効果を発揮したようです。

たしかに日本の通信費は高かったのは事実なのです。

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(出所:社会実情データ図録)

しかし、菅総理もここまで一気に値段が下がるとは思っていなかったのではないか。

そのきっかけとなったのは楽天モバイルの料金プランであったと考えられます。そして、楽天モバイルの料金プランは他のMVNOにも多大な影響を与えています。



楽天モバイルの大胆すぎる価格設定


楽天モバイルの価格戦略の会議で三木谷社長が出してきた案はなんとデータ使用料1ギガまでであればなんと無料という大胆なものでした。

3ギガまでは980円。20ギガまでが1980円。そしていくら使っても2980円で打ち止め(いずれも税抜き)。

大手キャリアがヘビーユーザー向けの料金プランのみ出してくる中、ライトユーザーには有利な料金プランは見当たりませんでした。

大手キャリアは高コスト体質のため、売上がどうしても欲しいのだと思います。

その弱点を楽天モバイルは見事につきました。

さすがはここまで楽天グループを育て上げた三木谷社長だといわざるを得ません。なにしろ社内からも反対の声が上がっており、それを押し切っての決断だったのです。

最近はi-Phoneの取扱いも開始し、いよいよ利用者数が加速していくことでしょう。

残る課題は楽天モバイルオリジナルの通信エリアの拡大と通信の安定性確保だけです。

大手MVNOも負けてない


楽天モバイルの料金プランは格安SIM会社の存在価値を失わせるものと感じました。

MNOがここまでの価格を打ち出してしまえばもはやMVNOはこれ以上価格を下げることはできず、淘汰されるはずだと考えたのです。

しかし、MVNOも黙って見ていたわけではなかったのです。

驚いたのはMVNOの老舗IIJmioが出してきた料金プランでした。

IIJmioの料金体系


IIJmioが2021年4月から打ち出したプランは楽天モバイルに対しても十分に競争力を持つものでした。

MNOに回線を借りている以上、さすがに無料とはいきませんが、2ギガプランで780円という破格値。4ギガで980円、8ギガで1380円、15ギガで1680円、20ギガで1880円(いずれも税抜き)。

楽天よりもきめ細かな価格設定で、しかもさらに安い。

ライトユーザーであれば1か月2ギガあれば十分におつりがくるでしょう。しかも回線はドコモあるいはauから選べますから通信エリアはまったく問題ありません。

人気が出過ぎてスピードが落ちるという懸念はありますが・・・。

最後に


現状、MNO、MVNOを含め、個人的に最も魅力的な料金体系を提供しているのはIIJmioです。

電話を良くかけるヘビーユーザーには日本通信がおススメです。「合理的スマホ」というサービス名称で、データ通信20ギガに月70分の無料通話がついてなんと1980円(税抜き)。

携帯料金の値崩れが一気に加速し恐いほどです。これで通信会社はやっていけるのでしょうか?

余計な心配はともかく消費者にとってはうれしいことです。

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