情けなくなるほどの日本の凋落。コンテナ取扱数を見れば歴然

港

この30年で日本はすっかり世界から取り残され、もはや高度成長やバブル期などは完全に過去の栄光になってしまいました。

その後日本は長期の超低迷が続いており、今だその出口が見えません。

それは世界の港で取り扱うコンテナの数を見ても明らか。日本はもはや米中その他大勢の国の一つでしかなく、落ちぶれていく経済大国であることがはっきりとわかってしまうのです。





日本の港の凋落は目を覆わんばかり


以下は世界の港湾別のコンテナ取扱数を1980年と2019年とで比較したものです。

20210615konntena.jpg
(出所:国土交通省)

1980年には30位以内に日本は3つの港が入っていました。神戸は世界4位だったのです。

ところが2019年には単独で30位以内に入っている港はありません。悔し紛れか知りませんが、東京、横浜、川崎を足して京浜としたり、神戸と大阪を足して阪神などとして無理やり30位圏内に表示しているという情けなさ・・・。負け惜しみとしか思えません。

日本の港湾が落ちぶれた理由


なぜこんなことになってしまったのか?

それは日本の港には超大型のコンテナ船を受け入れる港が1つ(横浜)しかないためです。

超大型コンテナ船の積み荷はいったん韓国の釜山に積み上げされ、小型コンテナ船に乗せ換えられて日本にやってくるのです。

さらにその根本的要因


根本的要因は、象徴的にいえば日本がコンクリートから人へなどというわけのわからないスローガンのもと、公共投資を怠ってきたからにほかなりません。

日本が怠慢を決め込んでいる間に中国や韓国は水深が深くて巨大なコンテナ船が入港できる、ハブとなる巨大港湾設備を整備し、世界の物流の中心地となりました。

結果、日本の物流コストは上昇し、物流のスピードも鈍ることとなってしまいました。もはや日本はアジアの小国になりつつあります。

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このままではますます窮地に


巨大コンテナ船が入港するには深い水深が必要なのです。

日本でもようやく横浜港の水深が16メートルとなりましたが、釜山港は18メートルを確保しています。神戸港は14メートルであり、もはや国際競争力を失いました。

政府の無為無策により日本はどんどん他国に追い抜かれ衰退しています。政府は今だプライマリーバランス黒字化などという戯言を垂れており、まったく世界の経済観念から取り残されました。

もはや日本は万策尽きつつありますが、ここは一発、日本版ニューディール政策を行ってインフレ目標を達成してもらいたい。

いい加減、財務省の愚かさに付き合わされるのは勘弁してもらいたい。唯一の救いは経済産業省です。

以下は経済産業省が2021年6月4日に開催した産業構造審議会総会の資料の一部です。

20210615keisannsyou.jpg
(出所:経済産業省)

言っていることは極めて真っ当であり、経産省が財務省の財政健全化という、もっともらしいが間違った路線に愛想を尽かしたものと推測します。

最後に


今後、日本の政策を巡って、財務省と経済産業省との間で摩擦が起きていくことは間違いないと見ます。

これまでの30年を考えれば反旗を翻した経済産業省が正しいことは明らかです。財務省はあらゆる姑息な手段を使って財政均衡論を展開していくはずですが、決して騙されてはならないのであります。

財務省は失われた30年の責任を取り、経済産業省の管轄に入って、経理庁に名を変えるべきだというのが個人の見解です。

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