ESGやらSDGsやら胡散臭いが美人投票に乗らざるを得ないのが株式投資

とかく昨今はきれいごとばかりがまかり通り、迂闊に本音も言えない世の中になってまいりました。
「コロナはただの風邪」とか「マスクなど意味ない」とか思っている人は実際のところかなり多いと思われますが、とても声高には言えない雰囲気です。
「ソフトファシズム」という言葉がまさにぴったりはてはまるのです。
そしてそれは株式市場も例外ではありません。
少数を異常に大切にする空気
「ダイバーシティ」だの「LGBT」だの、やたら少数のごくごく例外をあたかも重要で大事な存在として扱うという風潮が昨今感じられます。そしてそれに逆らえば悪とみなされるかのような雰囲気です。
ポリティカル・コレクトネスなどといって世の中からの言葉狩りも進んでいます。これは現代社会において共産主義がひたひたとその存在感を高めていることにも要因があります。
そしてその裏にいるのはだいたいあの国だろうってことは想像がつくのです。
家族の絆は独裁国家の敵
家族の分断を進めるのも共産主義者の大きな目標です。
全体主義、独裁主義を進める共産主義者にとって家族というのは大いなる邪魔者なのです。家族間でも本音がいえないようにすれば社会を独裁主義に染めることができる。
それゆえ独裁国家では家族間でも密告が横行します。親であろうがお構いなしに売ってしまうのです。そして死刑になるというのがお決まりのパターンです。
密告社会の相互不信による統治
サダム・フセイン下のイラクでは、人々に密告をしないことへの恐怖を植え付けたとか。
例えばサダム・フセインの悪口を体制側の人間がわざと告げ、それを聞いた人が密告をしないと処刑されたというのです。なぜなら密告する義務を果たさなかったからです。
このシステムにより、何かあれば密告しないと自分が死刑になるという恐怖を植え付けて、人々から言論の自由を奪い取りました。体制批判をすれば確実に密告されるのですから。
親だろうが友達だろうが、体制に反旗を翻した発言を聞いた場合に密告しなければ自分が殺されるのだから密告せざるを得ないのです。
共産主義、独裁主義は家族の絆が邪魔で仕方がない。だから社会の価値観を細切れに分断して解体し、相互不信に陥らせて統治しようとするのです。
実際にそんな国が日本のそばに2つ(3つかも)もあるのだから恐ろしい。
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美人投票には乗らざるを得ない
ところで、株式投資はよく美人投票に例えられます。しかし自分が美人だと思う人に投票するのでは株式投資では勝てません。
多くの人が美人だと思うであろう人に投票することで株式投資に勝つことができます。従って、個人の思い入れにこだわると失敗してしまいます。
昨今はESGだのSDGsだの金持ちが主張する綺麗ごとがまかり通っておりますが、その内実は全く信用なりません。
しかし、そんなことを言っていても仕方がない。なにしろESG関連の投資信託には莫大な資金が集まっているのが現状です。
日本だけでも2021年に入りESG関連の投資信託が40本も生まれたといいます。既にある銘柄と合わせれば約200本となります。
最後に
実際問題、アメリカの脱炭素銘柄を対象とするS&P500カーボン・エフィシェント指数のここ最近の上昇率は、NYダウの上昇率を大きく上回っています。
株式投資が美人投票といわれるゆえんです。
そして、現代社会において美人とみなされるのはソフトファシズムに支配された銘柄であろうと考えられます。
しかし、その化けの皮はいずれ剥がされることになるでしょう。
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