軍事費まで日韓逆転・・・。まさに平和ボケの帰結

菅首相にやたらと気に入られているデビット・アトキンソン氏は言っていました。
日本が経済大国であるのはただ単に人口が多いからだけだと。それは当たっています。
そして今や軍事予算すらお隣の韓国に抜かれそうになっているのですから目も当てられません。
日本経済はもはや実質世界4位
日本は今だ名目GDPでは世界第3位を保っています。
ところで物価水準は世界各国で違います。
ハンバーガー1個の値段も各国まちまち。米ドル換算1ドルでハンバーガーを食べられる国もあれば2ドル出さないと食べられない国もあります。
しかし、ハンバーガー1個食べられるという満足感は1ドルだろうが、2ドルだろうが変わりません。そんな満足感を調整した実質的な経済規模を表すのが購買力平価GDPといえるでしょう。
その購買力平価でみたGDPでは既に日本はインドに抜かれ世界4位に転落しています。経済活動の実質的規模ではインドのほうが日本を上回っているというわけです。

(出所:世界経済のネタ帳)
悲惨な一人あたりの購買力平価GDP
アトキンソン氏の言うことが正しいことを示すのが上記購買力平価GDPの一人あたりの金額です。

(出所:世界経済のネタ帳)
なんと日本は一人頭にすると韓国にも既に抜かれております。人口が多いから合計すればトータルでは勝っていますが、一人一人を比べれば日本人は韓国人よりも貧しいのが現実の姿です。
しかも30位って・・・。
もはや先進国とは言えないレベルであり、人口の多い発展途上国だといえます。人口が多いから4位になっているだけなのです。
平和ボケで危機感すら無し
米中の覇権争いが本格化し、世界に緊張感が漂う中でも、日本は全くと言っていいほど緊張感もなく、国防予算は馬鹿の一つ覚えのようにGDPの1%程度を続けています。
経済成長すればそれでも規模は増えますが、デフレで30年間GDPが横ばい状態だから必然的に防衛費も伸びない。
独裁国家で、しかも核保有国でもある中国が軍事費をぐんぐん伸ばしているのですから日本が相対的に弱小化しているのは誰の目にもあきらかです。
(参考)

(出所:防衛省)
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危機感に向き合う韓国
平和ボケの日本と違い、韓国は現実と向き合っています。
文大統領になってから毎年国防比を8%程度伸ばしています。国防費はGDPの約2.7%程度となっています。
世界各国の平均はGDPの2.1%程度であり、日本は平均の半分以下のレベルで危機感のかけらも見当たりません。
前述の購買力平価による国防費で日本はすでに韓国に追い越されており、日本の実質的国防力は韓国に劣ると考えられます。
2023年には名目値でも抜かれると見られており、日本の体たらくが目に余る。
韓国は民主主義国家というものの反日国家であり、いざとなれば中国や北朝鮮とともに敵国ともなりかねない。そうなればもはや日本はアメリカ頼みでも負けてしまう可能性が高いといえるでしょう。
最後に(失望・・・)
GHQによる洗脳は効果を上げ過ぎたようです。平和ボケ人間を見事なまでに大量に作り出しました。
そして、平和ボケが跋扈する日本がいずれ中国の衛星国(属国)になることはもはや既定路線と考えられます。
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