デビッド・アトキンソン氏の主張には前提がなかったとは!(荒唐無稽)

嘘

菅首相と懇意であり、政府の成長戦略会議のメンバーでもある、元ゴールドマン・サックスのデビッド・アトキンソン氏。

アトキンソン氏の主張の主なものに日本の中小企業は生産性が低く、淘汰、統合が必要だというものがあります。

しかし、アトキンソン氏の主張の根拠には土台がないということを知り、驚きを禁じ得ないとともにその無根拠さにあきれ果てました。






中小企業に関する興味深い質問


2021年6月10日、通常国会において立憲民主党の落合貴之議員より「中小企業の数と生産性に関する質問主意書」なる質問が政府に提出されました。

その質問内容は以下のとおりです。

1.菅政権においては、我が国の中小企業は多すぎると考えているのか、その根拠と併せて示されたい。

2.菅政権においては、我が国の中小企業の生産性は、主要先進国と比較して低いと考えているのか、その根拠と併せて示されたい。

3.菅政権においては、我が国の中小企業の数が多いので、我が国の中小企業の生産性が低いと考えているのか、その根拠と併せて示されたい。

非常に興味深い質問です。これは日本の産業競争力に直結する重大な疑問といえるでしょう。

菅政権からの回答


2021年6月22日、これらno質問に対する回答が菅首相(政府)より示されました。

その回答はアトキンソン氏のお友達の回答とは思えぬ驚愕の内容でした。

1及び3について
平成28年の経済センサス活動調査によると、我が国の中小企業は約358万者存在するが、政府としては、この多寡については評価しておらず、我が国の中小企業の数と我が国の中小企業の生産性の関係についても評価していない。

2について
国によって中小企業の定義が異なること等から、我が国の中小企業の生産性について、主要先進国と一概に比較することは困難である。

特に驚きなのは、2への回答です。なんと中小企業の定義が国によって違うので比較できないと言っているのです。

となるとアトキンソン氏の主張は単なる主観であり、何の根拠もない個人のイメージということとなります。

中小企業の生産性は大企業に比べて確かに低い。

20210703seisannsei.jpg
(出所:経済産業省)

しかし、それはどこの国も同じであり、中小企業の定義が国によって違う以上、国別の比較はできないというのが実態なのです。

なのにあたかも日本だけが低いかのような論理を展開するアトキンソン氏は嘘をついていると糾弾されてしかるべきでしょう。 あるいは単なる〇〇かも・・・。



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最初に目的ありきのシナリオ


日本の中小企業が多すぎるとか、生産性が低いという話には裏付けがなく、ある種の目的のために作り上げた勝手なシナリオであると推測できます。

その目的として推察できるのはM&Aの推進です。

優れた技術を持つ日本の中小企業をM&Aで吸収し、その技術を奪い取るのが目的であろうと考えられます。

ちなみに冒頭の成長戦略会議のメンバーは以下のとおりです。

20210703seityou.jpg
(出所:内閣府)

なんだかなあと思えるようなお馴染みのメンバーといった様相です。選挙の洗礼を受けていない民間議員などと呼ばれるこのような連中に日本は振り回され、いいように利用されています。

最後に


もっともらしい主張もよく調べれば、最初に目的ありきの辻褄合わせであるということはよくある話です。

インターネットの発達により最近はそんな騙しのテクニックも通用しなくなりつつありますが、GAFAを中心とした巨大ネット産業はそんな自由な言論空間をつぶしにかかってきています。

巨大ネット企業への依存を高めることのリスクが日に日に増しています。

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