売国奴に告ぐ。クルマくらい国産乗ったらどうだい!!

駐車場

日本が自動車大国であり、自動車立国であることはご存じのとおり。

国内メーカーはトヨタ(レクサス含む)、日産、ホンダ、マツダ、スバル、スズキ、三菱自動車、ダイハツなどがひしめいており、車種も多種多様です。

それなのに街には外車がひしめいている。いったいなぜ?






見栄晴君が多くてうんざり


よほど特殊な車両でもない限り、自動車は日本車ですべて網羅できています。

それなのに街を見れば外車が跋扈している。性能についても日本車のほうがむしろ優れているのではないかと思えるのにです。

見栄晴君が多いと思わざるを得ませんが、日本人ならせめて自動車くらい日本車乗れよと思うのは私だけではないと思います。

日本での外車販売動向


以下は日本における外車販売台数の推移です。

20210722jidousha1.jpg
(出所:社会実情データ図録)

プラザ合意以降の円高局面で比率、台数ともに増えていることがわかります。今や10台に1台は外車ということです。優秀で品揃えも豊富な国産車がたくさんあるというのに・・・。

日本人が日本人を助けない?


円高になれば割安に外国製品が買えるようになるのですから理にかなう面もありますが、日本のメーカーにとっては円高はピンチなのです。

そのピンチにおいて、日本人が日本人を裏切ったという見方もできます。

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東京は日本社会の縮図


以下は都道府県別の外車比率です。

20210722jidousha2.jpg
(出所:社会実情データ図録)

東京が突出して高い。東京では富裕層でなければマイカーを持てず、富裕層は外車を選ぶということなのでしょう。

それを示唆してくれるのは都道府県別のジニ係数(※)です。東京の格差は全国でも突出して高くなってきています。

20210722jidousha3.jpg
(出所:社会実情データ図録)

地方では仕事がなく、東京に来ても多くの人には低賃金の仕事しかない。一方で高級外車を乗り回す富裕層もたくさんいます。低賃金労働者の増加の背景には外国人労働者の増加による賃金切り下げ競争があります。

一方で、外車比率が極端に低いのが島根県。

こちらは人口が少ない(約70万人)ためそもそも外車のディーラーが少ないためであろうと推測します。いや、愛国者が多いのかもしれません。実態は不明です。

(※)ジニ係数
所得や資産の不平等さを表す指標であり、指標は0~1の数値となる。数値が大きいほど不平等が大きいことを示す。0.2~0.3程度が望ましいとされ、0.4を超えると格差拡大により社会が不安定になって騒乱が起きやすくなるとされる。


最後に


日本の産業は自動車の一本足打法とよく言われます。

以下は日本の商品別輸出額です。

20210726yusyutu.jpg
(出所:経済産業省)

自動車は輸出額の2割を占めておりトップです。

半導体やスマホなど、時代の先端産業は今やことごとく外国に負けており、今後自動車の電動化が進めば日本の産業は空洞化しかねません。

売国奴に告ぐ。せめてクルマくらい日本車にしたらどうだい!

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