不動産投信の追加投資にはご用心ください(2018年6月)

不動産価格に過熱感も
一部、不動産に過熱感が出てきているようです。東京丸の内の一等地の利回りは3.5%程度に低下している模様。大型オフィスの供給が相次ぎ、賃料収入は伸び悩みを見せています。
賃料収入が上がらないのに、行き場のない緩和マネーが高い価格で物件を買い漁っているという構図が見て取れます。行き着くところ、いつか来た道になりかねません。
ここからの追加投資は慎重さが求められる
オフィス型Jリートへの追加投資には慎重にならざるをえません。
とりわけ時価総額が大きく、期待利回りの低い銘柄には緩和マネーが過剰に流入している可能性があります。運用難の銀行の多額の運用資金等により、買われ過ぎとなっているものと考えられます。
マンション等のレジデンスはどうかといえば、二極化が進んでいるようです。超富裕層を対象とした超高額物件の引き合いは引き続き堅調のようです。
その一方で、中所得層をターゲットとしたミドル価格帯のマンションには異変が起きてきています。タワーマンションを中心に空室が増加しつつあり、物件価格が下がり始めています。
レジデンス型のJリートに即座に大きな影響は出ないと思いますが、人口減少とあいまって、物件価格の減少と賃貸価格の減少のダブルパンチがいずれボディブローのように効いてくると思われます。
個人の感想です
今の分配金利回りだけを見たJリートへの投資は危うさをはらんでいることは間違いありません。
私個人としても今のところすべてのJリートで含み益が発生していますが、楽観できません。日々値動きを注視していきたいと思います。
しかしながら他に有望な投資先も少なく、消去法的にはJリートへの投資は未だ魅力的であることに違いはありません。少なくとも損切りをしなければならないような投資にならないよう石橋を叩きつつ進みたいところです。
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