戦後日本人がいかにGHQに洗脳されたか。あなたも多分その一人

デジタル

太平洋戦争終戦後、日本はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による弱体化政策が徹底的に行われました。

日本を二度と立ち上がれない国にする、それがGHQの真の目的であったといえるでしょう。占領政策は教育にも行きわたり、戦後日本人の頭は完全にGHQ思想に洗脳されたといえます。

それはある人の発言から目からウロコのように鮮明にわかるのでした。






碑文の文章に違和感を感じるか否か


広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)には以下の文章が刻まれています。

「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」

よく言われるのは、この碑文には主語がないという指摘です。

戦後教育を受けてきた人間であれば、主語は日本人であると考えるのが普通ではないでしょうか。しかし、それは歪んだ平和主義教育の賜物であろうと考えられます。

洗脳を受けていない人の存在


小野田寛郎(おのだひろお)さんをご存じの方は多いでしょう。

太平洋戦争を戦い、フィリピンで終戦を迎えた小野田少尉は終戦後も任務解除の命令が届かなかったため任務を継続し、それはなんと29年間に及んだのでした。

29年もの間、フィリピンのジャングルで身を潜め戦闘を継続していたのです。

そして1974年、かつての上官より任務解除の命を受け、日本に帰国しました。若かりし少尉はすでに51歳となっていたのでした。

小野田さんはまさに戦後のGHQ洗脳工作を受けずに日本に帰国したのです。

真っ当な感覚


小野田さんは帰国後、かつての戦友と広島を訪れました。

そして、上記の碑文を読みこうつぶやいたとのことです。

「これはアメリカが書いたのか?」

はっきりと困惑を示したというのです。

戦友が「いや、日本だ」と答えると「裏の意味があるのか?負けるような戦争は二度としないというような」と言ったそうです。

アメリカの正当化にコロリと騙される


目からウロコが落ちる言動なのでした。小野田さんは驚愕したのでしょう。

原爆を落としたのはアメリカであり、被害を受けたのはただの民間市民です。明らかに残虐な戦争犯罪であるといえます。過ったのはアメリカなのです。

具体的には

・軍事目標以外(降伏者、負傷者、民間人等)への攻撃の禁止

・軍事的必要性を超える無差別な破壊・殺戮の禁止

に反する虐殺であり、人道にもとる行為です。

戦後、アメリカは原爆投下を正当化するため、日本での本土決戦となれば米兵が50万人戦死する、原爆はそれを未然に防ぐために必要だったという詭弁を展開しました。

なによりも重要なのは戦中の資料にはそのような記述はどこにもなく、事後に正当化のために作られた論理であることです。

以下は日本の空襲被害の状況です。

20210818kuusyuu.jpg
(出所:社会実情データ図録)


コミンテルンの謀略と日本の敗戦 (PHP新書) [ 江崎道朗 ]

価格:1,078円
(2021/8/18 21:08時点)



日本への失望


小野田さんは帰国した日本がすっかり変わり果てていたことに失望したのか、翌1975年にはブラジルへ移住することとなりました。

小野田さんの失望は三島由紀夫の失望に通じるところがあると思えてなりません。

1970年、三島由紀夫は産経新聞に

「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」

と書いています。

まさにバブル期の日本を表現している予言のような文章です。

皮肉なことは、現代に至っては貧困な、抜け目だらけの、経済小国に成り果て、三島由紀夫の失望をも裏切っている点です。

終わりに


現代人は無意識に洗脳されている。

その媒体は学校教育とマスメディアであることは明らかです。

GHQの洗脳工作は予想以上の効果を示すとともにその洗脳が解けることがないどころか強化されている節さえある。

小野田さんの言葉に本来あるべき国民の姿が集約されていると思えてなりません。

【関連記事】
無慈悲な戦争にも国際法によるルールがある(でも守られない)
ドイツも実質的に核兵器を保有する核武装国。日本も追随を!
麻生発言に対する中国の野蛮な反応。先制核使用を示唆
中国の拡張主義の最終的野望はどこにあるのか?
1945年12月8日、騙された末の日米開戦
先制核攻撃を宣言した中国軍人。そして核の傘がないことがばれる
第二次世界大戦中、イタリアは日本とドイツに宣戦布告していた!
世界は結局、核兵器保有国によって振り回される

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村

日米戦争を策謀したのは誰だ! [ 林 千勝 ]

価格:1,980円
(2021/8/18 21:06時点)




関連記事

コメント

非公開コメント