もう2度とワタミの暖簾をくぐることはないであろう

政治家を辞め、ワタミに出戻りした渡邉美樹氏が2021年10月1日付けで社長に復帰するといいます(現在は会長)。
ワタミといえば連想されるキーワードは「ブラック企業」。
一時期は反省の色も見られましたが、その本質は全く変わっていなかったといってよい。その片鱗はこのコロナ禍において見事に再現されたのでした。
ワクチン接種を事実上強制
ワタミは従業員約1500名に新型コロナウイルスのワクチンの原則接種を求めるといいます。
ワクチンを受けない場合はPCR検査をなんと毎週受ける必要があるというのです。いったいその費用は誰が負担するのかは不明です。
自由診療によるPCR検査は1回およそ2万円前後の費用がかかります。会社がその費用を出してくれるのでしょうか。自己負担となれば検査費用だけで月10万円近い出費となります。とても継続できるものではありません。
もし自己負担であれば、ワクチン接種を事実上義務付けていると考られ、強要罪に当たらないかとの疑念も持ち上がります。
なんとアルバイト約7000名にも接種を勧めるというのですから厚かましいにも程がある。
多くのアルバイトは辞めていくでしょう。業績が悪化しているから辞めてもらうためにあえて反発を招く方針を打ち出したという裏読みもできます。
異常だと思えるのは接種済あるいは検査で陰性であった場合、社員は服に「安全マーク」を付けるという奇妙な動きです。
まるで「安全マーク」を付けていない人は危険人物かのようなレッテルが貼られるわけです。
ノーベル賞学者からの警告
1983年にHIV(エイズウイルス)を発見し、2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士がmRNAワクチンの危険性について指摘しています。
エイズウイルスを発見しノーベル賞を受賞した学者が奇妙な陰謀論などを言うのでしょうか。私にはとてもそうは思えません。
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あえて「言葉狩り」
ところでワタミのこのようなファシズム的社風は過去の渡邉美樹氏の言動からも読み取れます。言葉狩りとの批判を覚悟のうえ、ピックアップしてみましょう。
ビルの8階とか9階で会議をしているとき、「いますぐ、ここから飛び降りろ!」と暴言を吐く。
「営業12時間の内メシを食える店長は二流」などと言う。
「『ごめん。今月、給料はゼロです』と言ったことが何度もあります」と自ら認める。
「(ワタミは)もう爪の先まで自分のものです」と完全に公私混同している。
ちなみにワタミはブラック企業大賞において、2012年には市民賞、2013年には見事に大賞を受賞しています。
過去の蛮行ぶりと無反省
2008年、ワタミの新入社員だった女性が過労自殺に追い込まれ社会問題となりました。
当初、渡邉氏は「労務管理できていなかったとの認識はありません」と発言し、会社の非を認めませんでした。
また、2009年9月には学校法人郁文館夢学園の教師として勤務していた男性が、中傷を受け不当に解雇されたとして訴訟問題にまで発展しました。
男性の陳述書によると、渡邉理事長によるパワーハラスメントが校内で日常的に行われており、渡邉氏は男性教師の髪形が気に入らないとし、ハサミで教師の髪を自ら「これは断髪式だ」と言い、切ったというのです。
この件について当時の校長が調査した結果、事実であった事を認めたといいます。
「教師には成果主義、学校には競争原理を持ち込むしかない」などという発言もしております。授業を商品に見立て、生徒はお客様・・・。もはや異常としかいいようがない。
2006年にはテレビ東京の「カンブリア宮殿」に出演し、「よく『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも1週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです」「そこでやめてしまうから『無理』になってしまうんです。全力で走らせて、それを1週間続けさせれば、それは『無理』じゃなくなるんです」などとも発言しています。
自分が叩き上げで少々成功したことから他人にもそれを押し付けているとしか思えません。
批判への逃げ口上
相当な批判があったのでしょう。ワタミのホームページにはワクチン報道に関する釈明とも思えるお知らせが掲載されておりました。
(一部抜粋)
一部報道機関において、当社のワクチン接種に関する報道がなされています。
当社としては、従業員の権利や事情を尊重し、ワクチン接種の義務化や強制をすることはありません。しかし、国の方針通り「推奨」はしてまいります。
一部報道機関において、当社のワクチン接種に関する報道がなされています。
当社としては、従業員の権利や事情を尊重し、ワクチン接種の義務化や強制をすることはありません。しかし、国の方針通り「推奨」はしてまいります。
この内容には眉に唾をつけざるを得ない。その場しのぎの逃げ口上の印象をぬぐえません。
しかし、日本企業には真っ当な企業が多いことにも救いが見い出せます。ワタミのようなファシズム企業はごく例外だといえます。
多くの企業では、社員がワクチンを接種したかどうかを調査することはないとしており、差別を未然に防ぐよう、極めて当たり前の対応をしています。
終わりに
渡邉氏は参議院議員を1期務め、ワタミに出戻りました。
政治家としても大した技量を示すことはできませんでした。なにしろ、企業経営と国家運営を同列に考えていたのですから当たり前です。2者は本質的にまったく別物なのにその区別もつかなかったのです。
それにしてもこのような会社に勤めている社員、アルバイトが不憫に思えてなりません。唯一の救いは日本には職業選択の自由があることです。
個人的にはワタミで外食をすることはもはや2度とないでしょう。吐き気が出そうだからです。
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辞めてくれてありがとう。政治家、渡邉美樹氏
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