2021年7~9月期のGDP、2020年をさらに下回る底なし沼

昨年の2020年7~9月期、世界は既にコロナ禍の真っ只中にありました。そこから1年がさらに経過・・・。
アメリカは2021年7~9月期には昨年のGDPを上回るまでに回復しました。ヨーロッパももう一歩でプラスに転じます。
しかし、我らが日本は・・・。どうやら、昨年よりもさらに1%程度マイナス成長となりそうであり、厳しい状況が続いています。
新型コロナによる死者は例年のインフルエンザと大差なく、欧米諸国とは被害が雲泥の差だというのにいったいどうして!?
アメリカの強い回復力、しかし日本は・・・
それにしてもアメリカ経済は強い。2021年4~6月期には経済活動がコロナ前の水準に戻ってしまいました。
ワクチン接種の立ち上がりが早かったことがその一番の要因であると考えられます。
一方で日欧の回復力は鈍い。
とりわけ日本の出遅れが目立ちます。
感染者の動向からやむを得ない面も
しかし、これはコロナ感染者の推移を見ればある程度やむを得ないと納得させられます。
以下は各国のコロナ感染者の推移です。日本は欧米諸国に比べて格段に少ないため、グラフの目盛りは右側となります。

(出所:社会実情データ図録)
2021年7~9月に日本の感染者はここ1年半のうちで最も増加し、緊急事態宣言が多くの都道府県に出されました。
アメリカもその間、感染者が増加しているとはいえピークは過ぎており、この差が経済活動の動向に大きな影響を与えたと考えられます。
ワクチンの余りを無理やり子どもに?
日本は当初こそ、ワクチン接種が遅れましたが、現状では世界のトップクラスになっており、感染者も激減しています。

(出所:NHK)
アメリカではワクチン接種の危険性を認識している人が多く、接種率が伸びていないのが現状であり、バイデン大統領をいら立たせています。
もっとも、私個人的にはワクチン接種に慎重となる人が多いほうが健全だと思います。
日本人はマスコミを盲目的に信じる人が多く、自分の頭で考えない人が多いと考えられ、空気に容易に流されるという特徴があります。

(出所:社会実情データ図録)
世界はマスメディアのいうことなど、鼻から疑ってかかるのが当たり前ですが、日本人のお人好しぶりは目に余るところです。
なにしろ、ワクチンにはきな臭い話が多すぎる。5歳~11歳の子どもにも接種をすすめようとしているのはワクチンが単に余ってしまって困っているからのように見えて仕方がありません。
アメリカは自国だけでなく、日本にもそれを押し付けようとしているようであり、子どもの健康などそっちのけといった感があります。
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グーグルの情報収集能力はもろ刃の剣
ところで、日本が2021年の夏に経済活動が停滞したのはグーグルのユーザーの位置情報からも明らかだといいます。
2021年夏の日本の人の流れはコロナ前に比べて平均13%減小したといいます。アメリカは5%減にとどまっており、この差が経済活動の差に表れているといえます。
まったく話は変わりますが、グーグルがユーザーの位置情報から人流を辿れるというのはいささか恐ろしい話です。
社会主義国家であれば都合の悪い人間の位置情報が把握できれば即座に殺してしまう可能性もあります。
私たちのプライバシーはグーグルやアップルに筒抜けとなっていることは疑いようがありません。
今後の株価動向に期待
民主主義の象徴、衆議院選挙が終わりました。
自民党は議席を減らしたとはいえ、単独過半数を維持することができました。過去の経験則から、自民党が単独過半数を確保した場合、選挙後も株価は堅調である場合が多い。
再び日経平均3万円乗せが期待できそうな気配です。
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