当然の帰結。ドン・キホーテ、営業連続増益が途絶えそう

ドン・キホーテ

ドン・キホーテ(PPIH)の業績がさえません。

さまざまな要因が分析されていますが、それも当然だと思えるのです。

ドン・キホーテに長年通うファンとしては最近のドン・キホーテには失望気味なのです。一言でいえば売り場にワクワク感が無くなってしまいました。






つまらない売り場


近頃のドン・キホーテはもはや過去のドン・キホーテとは別の企業が経営しているような有様です。

売り場(ドン・キホーテ流にいえば買い場)は整然としており、買い物をしていても道?に迷うことがなくなりました。

一昔前のドン・キホーテは迷路のように曲がりくねり、商品が積み上げられ何が出てくるかわからない楽しみがあったのですが・・・。

いわゆる圧縮陳列です。

何がどこにあるのかよくわからないが、掘り出し物が見つかりそうというのがドン・キホーテの魅力だったのです。

ただ目的の物を買うという機能を求めている人には不便極まりないのかもしれませんが、これこそがドン・キホーテの強みだといえたはずです。

別の売り場でも似たような商品があって値段がトンデモなく違ってチクショーとなったりとか、宝探しをするような楽しさがありました。

陳腐化の要因その1


それにしても、なぜドン・キホーテは「平凡」に成り果ててしまったのか?

要因はいくつか考えられます。

まずはユニーを買収したことです。ユニーの社員がドン・キホーテの文化についていけないのではないかという懸念があります。

朱に交われば赤くなるといいます。ユニーには失礼ですが、悪貨は良貨を駆逐するという言葉もあります。

ユニーとの統合がドン・キホーテの文化を薄めてしまったという可能性は十分に考えられます。

陳腐化の要因その2


2つめとしては経営トップにコンサルタント出身の社長が就いたことです。

創業者の安田隆夫さんは著書でプロ経営者に会社は任せないと言っていたはず。それがなぜか路線変更でマッキンゼー上がりのコンサルタントが社長・・・。

経営理論の常道を逸脱していたからこそ、ドン・キホーテの成長があったと考えるわけですが、常識的な経営の王道(言葉を変えればありきたり)を進むことになったのでしょうから、馴染みの客からは飽きられるに決まっている。

端数のおつりは切り捨てるサービスなども5円刻みとなり、せこくなりました。

経営者からすれば論理的なのでしょうが、非論理性の中にドン・キホーテの強さがあったことに気が付いていないかのようです。

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下降する業績


こんな状況ですから業績が伸びるはずもない。

2021年7~9月期の営業利益は前年同期比で3割減。既存のドン・キホーテも不振なのですからユニーともども沈没してきています。

売り場面積あたりの売上は2013年に比べ2割減少しています。そして営業利益は3分の1以下になってしまいました。

会社の規模が大きくなって売り場総面積が広くなっていたため、これまで増益を維持してきましたがそれも限界を迎えたようです。

最後に


金融商品取引法違反で逮捕されてしまいましたが、前社長は叩き上げでドン・キホーテの強みを知り尽くしていました。前社長の剛腕はドンキらしかった。

無個性化したドン・キホーテに未来はないと断言できるでしょう。

叩き上げのプロパー経営者に早くバトンタッチしないと衰退は加速するとみます。

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