中国が世界の穀物を爆買いして備蓄。一体なにを企んでいるのか

いくら中国の人口が多いとはいえ、世界の約2割です。
その中国が世界の穀物の半分以上を備蓄しているというのですからただ事ではありません。
大事な食料を独り占めにして、いったい何を企んでいるのでしょうか。
中国が世界の穀物を買い漁る
中国の食料在庫が歴史的な高水準に達しています。
例えば小麦は巨大な中国の人口をもってしても1年半は大丈夫だといいます。
トウモロコシにいたっては世界の7割、そして米は6割、小麦は5割を中国が備蓄しています。その量はこの10年でうなぎ上りとなりました。
この備蓄を支えるのは国内の生産ではなく巨額の輸入です。巨大な貿易黒字が食料備蓄を可能としているわけです。
その量は直近10年で約5倍にまで輸入額が膨れ上がっています。
爆買いにより食料価格が高騰。世界の迷惑
中国の食料爆買いにより、食料品の価格が世界的に高騰しています。
2021年11月の食料価格指数は1年前のなんと3割高!
世界の飢餓人口が増えているのは中国の食糧爆買いによる要因が大きいと考えられ、世界の大国として責任を放棄しているといってよい。自分さえよければいいの無責任国家そのものです。
中国の食料爆買いのなぞ
それにしてもなぜ中国は食料を買い漁っているのでしょうか。
中国は国土も広く、食料を生産する土地はいくらでもありそうなのにです。
以下はちょっと古いデータですが、世界各国の穀物自給率を表しています。

(出所:社会実情データ図録)
中国はほぼ100%自給できており、日本ほど深刻な状態ではありません。
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経済成長で状況変わる
しかし、近年は状況も変わってきています。
中国は豊かになり、食料も肉食を中心として贅沢になってきています。家畜を育てるには大量の穀物がいる。
また中国の農業を取り巻く環境にも変化が出てきています。
農民が都会へ出て行ってしまい農地が点在するとともに土壌は荒れ、あるいは汚染され、中国の農業は生産性が低くなっているのが現実です。
農業をやっていては豊かになれないというわけで、農民が都市部へ押し寄せ、農業人口が減少していることも中国当局に危機感を抱かせています。
なんと2021年4月には食べ残しを禁じる法律まで出来たというのですからさすが共産主義、全体主義独裁国家と納得させられます。
中国の穀物買占めの目的を推測
中国が穀物を買い占める真の目的は何か?
いくつか推測が成り立ちます。
まずは習近平国家主席の体制維持が目的であろうということです。
食料が不足して飢餓が広がれば人民に不満が募り、体制の維持が困難になります。習近平体制が転覆させかねられない。
そんな事態が起きないよう、万全の備えをしているものと推測できます。
台湾侵攻時の備えかも
別の推測もできます。
中国は今後10年以内に台湾に侵攻する可能性が高いと見られます。
武力行使をすれば当然世界から総スカンを食らう。食料の輸入もままならなくなる可能性があります。
それを見越して、食料を十分に確保しておこうという意図も考えられます。
食料陰謀論
最後に陰謀論めいてきますが、中国が世界を食料危機に陥らせるための何かを画策している可能性も捨てきれません。
新型コロナが中国からばらまかれたことを考えれば、ほかにもなにか企んでいるのではないかと憶測するのはごく自然なことでしょう。
例えば気候変動を意図的に起こして世界を混乱に陥れるなどということもありえない話ではなさそうです。
限界を超えた超限戦を是としている国ですから、何をやるかわからない。
それにつけても日本の食料安全保障は風前の灯であり、危機感を抱かざるを得ません。
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