名ばかりテーマ型投信が跋扈する。もはやなんでもあり・・・

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SDGsやらLGBTやらダイバーシティやらと、とかくこの世は綺麗事ばかりが礼賛されます。

世の中がこんなに建前だらけとなった走りは、コンプライアンスという言葉であったというのが個人的な見解です。

法令遵守だけでは飽き足らず、人の価値観にまで土足で踏み込んできたのがコンプライアンスなるものと考えられます。

そして投資信託の世界も綺麗事に汚染されてしまったかのようです。






とかくこの世は綺麗事だらけ


地球環境への配慮、企業の社会的責任、ガバナンス経営の徹底を表すキーワードはESGです。

ESGというキーワードは大流行し、株式投資や資産運用の世界にもESG投資などという言葉が流行っているのはご存じのとおりです。

もっとも、綺麗事しか通用しない現代社会でESGに表立って反する企業があるはずもない。

大したことをしていなくても、一応ESGに配慮した経営をしているなどと、会社案内に出している企業がほとんどです。あえて世間を敵に回す必要もない。偽善かどうかなど第三者にはわかりようがないのですから。

投資信託の世界も毒される


投資信託の世界でもESGをキーワードとしたファンドが乱立しました。

しかし、今時どの企業もESGを謳っているため、ファンドマネージャーは何に投資したらよいかわからない。

逆にいえばどんな企業に投資したとしてもESG投資だと言い張ることができるというわけです。

ESGというキーワードが客寄せパンダとして一人歩きし、利用されることとなりました。いわば水戸黄門の印籠のようなものです。

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もはや意味を持たないESG投資


世界でESG関連のファンドはなんと6000本近くあるといいます。このうち2021年に設定されたファンドが1000本以上となっており、典型的なテーマ型ファンドとなりました。

しかし、その実ESGを謳い文句としているファンドが見境なくあらゆる企業に投資をしているという実態があります。

因果関係は不明ですが、結果的にESGファンドは低パフォーマンスに陥っており、他のアクティブファンドよりも運用成績が悪化しています。

一つの要因としてESG投資を名乗っていながら、IT企業にばかり投資していて、新興成長株の低迷に巻き込まれたというケースが多いようです。

最後に


もはやESGなんて言葉は何の意味も持たないに等しい。SDGsも同様でしょう。

派手なバッチを付けてはいても、具体的に何かをしている人はほとんどいないのではないだろうか。

SDGsのバッチはマスク同様、他の人がつけてるからなんとなく付けておかないとバツが悪いという理由で付けている人が多いと推測します。

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